昨日の夕方からは自称隠れファン？である山根先生＋モチェオ久美さんのコンサートに行って来ました。
私が去年ピアノの練習を始める小さな切っ掛けの一つになっているかも？の山根先生のピアノ。
山根先生のピアノを最初に聴いたのは、ひびきの森＠宇部市だったかな。何年前か記憶にあらず、、10年位前？？
音楽の素養なんてあまりないからシベリウスも知らなかったけど、その時に聴いたシベリウスはとても素敵でした。そしてなにより一番よかったのが即興音楽。とても気持ち良くて、延々とず〜と聴いていたい程でした。多分その時、その後私が練習するようになるトロイメライも弾いておられたような気がします。
一番最近では(といっても随分前?)車会社が主催してたコンサートに名前を発見したので出掛けて行き、この時はじめてモチェオ久美さんの歌声を聴きました。圧巻のド迫力！たまげました。
開演30分以上前に行ったらまだ人はほぼおられず、一番前の席もOKと言われ、近くで聴ける機会はないからと他のお客様にもすすめられ、かぶりつきの一番前の席！指のみならず耳コピーの手書き楽譜からペタルまでばっちりみる事ができました。
良かったのは、黒猫のタンゴ･･･楽譜には装飾的音符は無かったみたいなので先生のアレンジ？ それから、教則本ソナチネからの１曲(ヤマハ音楽教室幼稚園中退の私でも知っている曲）･･･そう弾くんだぁ〜〜(そういう解釈！)と、これもへぇ〜〜って感じでした。太陽がいっぱい等の映画音楽を集めてのアレンジ即興曲。これはジャズ風のアレンジもあってジャズ好きの旦那が一層楽しめた様子。
それから、モチェオ久美さんの歌声すごいです。防府西高へ指導に行かれているそうで、生徒(もカンツォーネ？だったかなをイタリア語だったかドイツ語だったかで歌うテストがあるらしい）が羨ましい。1600年代位？〜の曲を解説付きで歌われました。まだ楽器が完成されていく前の頃の古典の曲は、個人的にはとても好きでした。教会好き、田舎好きの私だしね。天性の声の良さに加えてどうやったらあの声量になるのでしょうか？カフェの空間の隅の隅まで人の声がすごい振動、響きで満ちていました。スピーカーから再生される音(声)ではあんな風にはなりません。鳥肌が何度もゾワーッと立って、モチェオ久美さんの60代70代の歌声もきっと素晴らしいに違いないと想わせました。
一部で同席した半袖Tシャツの女の子は山根先生に10年位？ピアノを習っているとか。いいなぁ。どことなく私と感性が似ている気がします。
コンサートの後に少しだけ山根先生とお話しをさせてもらい、去年からピアノを始めトロイメライがやっと弾けるようになったというと、先生が軽く私の前でトロイメライを弾いて下さいました。なんともありがたいことでした。
ボジョレー付きで一寸お値段高めでしたが(私にはね。運転手すると飲めないし…)でもすぐ近くで聴くピアノ、カンツォーネは超贅沢で大満足。また来年も行けたらいいなぁと思っています。
