ポーランド国立放送交響楽団

チケットを取って貰った時には随分先の事だと思っていたのに、あっという間に日々は過ぎ、公演当日はやってきた。

現地で待合せ予定だったけれど、新山口駅で友と遭遇できたのはこれ幸い。博多駅ではどっちが西やら東やらで出口の方向は全く解らず友人の金魚のフンとなって後ろをついて行った。初めて博多に来た10代の頃のようにビルを見上げて、博多駅ってこんなだったっけ?と毎度の浦島太郎。広告ははなまる大吉さんの顔のアップだらけで、博多だなーと実感。バス停探すのを面倒に感じて、駅から歩いて行こうかと思っていたけれど、土地勘のある友がいるお陰で安心してバスに乗り現地入り。

初めて行った福岡サンパレスは今年開館40周年なのだそう。友は若い頃(ハードロック系ライブ?)に何度か来ているらしい。駅から少し離れた所は、それなりに古びてきている建物もあって、福岡サンパレスもしかり。外観も会場内の椅子も痛みがみられて経年を感じる建物だった。

席はファンクラブに入っている友が、今回も良い席をゲットしてくれていて、前から8列目、座ると手元が見える席。毎度ありがたし。公演パンフレット(千五百円)を購入して、少し読んで下準備。

19時開演なので、お腹すくかな~と思って空腹状態で甘いジュースを飲んでしまったのが大失敗。これが痛恨のミス。ほぼほぼ糖尿病の私は、急激に血糖が上がって、開演暫くすると、血糖が急降下でいつもの眠気が・・・。

折角高いチケット代払ったのに、結構、、途中でウトウト。。。はぁ、、、。

まぁ、それでも、東欧好き?の私は、やっぱりポーランド国立放送交響楽団の方々の演奏は良かった。重低音の響きが心地よい。キンキンしてないのよね。歴史に、日々に、根差している音がこの音。やっぱり、東欧が好き。

因みにポーランドウクライナからの難民を200万人も一般家庭で受け入れているそう。地理的な事も勿論あるだろうけれど、それだけ多くの人々を受け入れる労わりあるお国柄。敬服するし心合わせたい気分。日本を賛美する人も多いけれど、私はかなり排他的な国だと思っていて、その辺りに関しては日本の国民性は余り好きではない。

久しぶりに聴く大編成のオーケストラ。これだけの人が奏でてくれている音。素晴らしいし、ありがたいなとしみじみ感じる。個人的な小さなことだけど、第一バイオリンの一番後方手前側におられた三―みたいなヘアスタイルの女性、好きでした。

そして、角野隼人氏の演奏。人によっては、オケとばっちり合ってすごく良かったという感想もあったけれど、個人的にはその辺りは良く解らず。でも、様々なショパンの演奏(解釈と表現)を見せて貰ったという感じ。30分近い演奏を暗譜っていうのは当たり前の事なんだろうけれど、そういった能力もメンタルもないのでスゴイなぁと単純に思う。

そして毎度思うことは、しっかりご飯(お肉も緑黄色野菜も)食べて栄養摂ってね、角野さん。おばちゃん(私)は、その身の細さ、体力大丈夫?と少々気がかりです。

帰りも新幹線で博多‐新山口駅間は30分少々であっという間。ダーリンが新山口駅まで迎えに来てくれていました。いつも、ありがとう。楽しかったです♪