外に出ていたら、回覧板を手にお隣のおばちゃんが、声をかけて下さった。
「のりこちゃん何をしてるの?」
「はぁ、草取りとか、、、大変です( ̄_ ̄|||) (・・・実際は怠け者なので大変なことはあまりしていなくてホッタラカシなんだけど(^^ゞ)」
お隣さんと言えどもそんなに顔をあわせる訳ではないので、ここぞとばかり、質問開始。
「ねぇ、おばちゃん、ちょっと教えてもらってもいい?」
「ああ、ええよぉ」
「この前、冷蔵庫の奥からハリハリ漬が出てきて、多分おばちゃんから3年くらい前に貰ったやつだったと思うんだけど、あれって、どうやって作るの?」
おばちゃんしゃがみ込む。私は、メモ帳と鉛筆を家の中に取りに行く。
で、ハリハリ漬の講義始まる。
=材料=
・大根1kg(小さい大根Φ2cm位?をからからに干して細い輪切りにしたもの=おばちゃんは岡山から調達されているらしい)
・焼酎35°1合
・酢6合, 醤油6合, 砂糖1kg ・・・A
・唐辛子と生姜を好みで(生姜は多めの方が美味しいらしい)
①A(酢、醤油、砂糖)を合せて火にかけ沸騰させた後冷ましておく。
②唐辛子は輪切りに(辛いのが苦手な人は入れない)生姜は皮を剥いて千切りにする。生姜はやや多めの方が美味しい。
③ボールの上にざるを置き、その中に大根を入れ、やや熱めのお湯を注ぎ10分間ほど浸ける。大根に付いた泥やゴミなどがボールの下にたまるので、これを捨ててまたぬるま湯を注ぎ優しく大根が折れないように洗う。3回目からは徐々にお水で洗ってよい。この洗いを5回繰り返す。面倒でもきっちり5回する。4回では出来上がりが硬くなる。
④手ぬぐいに包んでしっかり絞る。(袋に入れて脱水機で水を飛ばす人もあるそうな)
⑤大き目の桶に刻んだ生姜と唐辛子をいれ、その上に洗って絞った大根を入れ、その上から冷ましたAを入れ、最後に35°の焼酎を入れる。
朝作れば、晩にはもう味見をしてOK。後で一二度下の生姜や唐辛子をかき混ぜておくとよい。
注意点
−生姜は余り小さく刻みすぎてはダメ。(美味しさにはそれにふさわしいサイズあり)
−大根はぼろぼろに砕けないよう扱いは丁寧に。
−大根を戻す時、熱いお湯に浸けすぎると、ふやけ過ぎになってしまい美味しくなくなる。(花が開きすぎるという表現を使っておられたな)
作る時はまた教えてあげるよとのこと。材料の手配もしてもらえそう。
料理本なんて山ほど世の中に出回っているけれど、微妙なニュアンスは書かれていない本が多い。
そんな作り方だけ書いてある料理本なんてつまらない。私が欲しいのは、智恵のある部分や、ここがポイントとなるという微妙な部分が書いてあるもの。
聞く所によると、お隣のおばちゃんの奈良漬やハリハリ漬は、結構評判がいいらしい。
去年は奈良漬をなんと70kg!も漬けられたそう。奈良漬用の瓜も徳佐瓜というのがいいらしい。今年もその徳佐瓜を25本位植えたと言っておられた。
お隣さんだというのに、顔を合せることもそんなに無いので、案外知らないこと多し。
因みに大根1kgで750円位だとか。大根はいつでも入手可能らしい。
いつかお願いすると思うのでおばちゃんその時は宜しくね♪
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