ストランディング

イカルアザラシを水族館で初めて見た時、その顔や仕草の可愛らしさに、虜になってしまった。それ以来、前世はバイカルアザラシ!と言い張っていた。しかしNHK・サイエンスZERO「イルカクジラの漂着の謎」を見ていたら、前世はシャチもしていたに違いない!とまた適当なことを考える私。

まあ、はっきり言って、いつもの願望入りの感情移入ではある。でも「ストランディング」という現象をみていたら、勝手に気分はクジラやシャチになっていってしまう。

イルカやクジラが、湾に迷い込んだり海岸に乗り上げてしまう「ストランディング」と呼ばれる現象が、国内だけでも年間200件近くも起きているとか。全国で2日に1回より多い割合で起きている計算。生きている大きな自然を感じるのと同時に、人間の活動(人間が発する電磁波や音波の障害?)は、どれだけ動植物を追い遣ることになっているのだろう?という気分も湧いて来る。悲しいかな、私は被害状況もバランスの良い接点も知らない。解っていない。

色んなことが、無理な歪で起こるのではなく、自然に少しずつ、ゆっくり起こって欲しい。

「最近の研究で、固有の海岸地形では、音波による優れた探知能力が発揮できず、マスストランディングが起こりやすくなるらしいことがわかってきた。また、東京大学海洋研究所の調査では、仲間と強い結びつきを持つ、イルカやクジラの社会性がストランディングの被害を広げていることがわかってきた。」

強い結びつきは、一方で、悲しい ねぇ・・・