意外と騙せる身体

今日はヨガの日。ここ最近足が痺れて立っているのも辛くて、手術しかないのかなぁと思う程。こんな状態ではヨガは行けないかもと思っていたら、何となく身体が行く方に動いてくれたので、行く事にした。

以前から身体は騙せる気がしていたけれど、今日はつくづく身体って騙せるもんだなぁと実感。かなり痛みが酷かったので、今日は身体が動かせるか心配していたけれど、場の力も働いて、思ったより身体は動いてくれた。

先生の声に誘導されて、呼吸と共に身体をもっていくと、1回目はダメでも、2回目、3回目と、少しずつ身体が動いていく。特別に無理をしている意識もないし、痛みも余り感じない。段々と痛みは行方不明になっていくし、意識もやや行方不明?になっていく(笑)

まるで薄っすら催眠術にでもかかっているようだったので、ヨガが終わった後に、先生に「目が覚めたままで、催眠状態みたいになるってことはあるのですか?」と訊くと、「覚醒の状態と睡眠(催眠?)の状態の間を揺らぐような意識状態(「ASC」とか言われたような気がしたので検索してみたけれど、英文ばっかり出てきて確認はとれず(~_~;))というのがあってたぶんその状態だったのでしょうよ。とても良いことです」と言われた。

先生の言われた状態だったのか、そうではなかったのか、よく解らない。けれど、いつもは痛みで動かない(動けない)身体なのに、やや催眠術にでもかかったみたいに、いつもと違う状態にまで運ばれて行っていた。誘導してもらえる声があるというのは、とてもありがたい。

家に帰ると、また身体は硬くなっていたけれど、適切な動きのプロセスを経て、呼吸と共に身体を騙す(というか、概念を外す)ようにもっていくと、痛みで強張った身体が少しだけど変化してゆく。

最近はヨガもヘタに慣れてしまって、惰性っぽくなっていたけれど、今日は面白味を新たな感覚で味わう事ができた気がする。でも、これが、すぐに忘れちゃうのよね。。。

先生は毎回言われている。「身体の中を観察してください。」「痛みや刺激を感じて行ってください。」数学のように、誰にでも同じように示される解答がある訳ではないので、自分で探っていくしかない。得られた分だけがその人のもの。

どれだけ自分の枠を外して感じてゆけるか。どれだけ自分を任せてゆけるか。任せられた時に現れる感覚、境地。ヨガは、色んなことを体感させてくれ、変幻自在、いくらでも楽しめるのだろう。そうでないと、何千年も続いていないよね。

体質もあるし、柔らかくはなれないって思っていたけれど、今日は、ちょっぴり柔らかくなれるかもしれないと思えた。

左下半身が痺れている所為で、左の顔半分も腐ったみたいになっていたけれど、少し良くなった。

いつも色んなポーズを先生はプログラムして下さっていて、次から次へと出てくる新しいポーズに、いつも感心するばかり。今日は傷んだ私にも心地よくできるポーズが多かったので、明日も、やる気をほんのほんのちょっぴりだけ持って、トライしてみましょう。