火の山@下関

光の具合がとてもよくて、とてもお天気が良い連休。
雲や山が陰影を帯びてとても立体的に見える。雲の形が本当に素敵でいつもに増して心が広がる。山も形は穏やかながら地殻変動で地がうねりあがって収まっていった事を思わせるよう。

しかし物がより立体的に見えるということはどういう現象がそこにあるのだろうか?
光の分散がいいんじゃないの?とか勝手に頭が言っているけれど、では光がより分散している、分散する、というのはどういったことなのか?どういう状況だとそうなるのか?
はてさて、のっぽさんなら解るかな?

人々の活動がすっきり治まってて、太陽さんもご機嫌なんだろうということにしておこう。


昨日はお天気がものすごく良かったのに家で勿体ない時間を過ごしてしまったので、今日は友を誘って出かける。
友は愛犬も連れて行きたいというので、犬の散歩もできるように近場の火の山@下関へ久しぶりに行った。
火の山へ上がる道は有料だったのがいつの間にか無料になっていた。
近くを通ることはあっても気にも留めず素通りするばかり。前にいつ来たかすっかり忘れていたけれど、建物の2階の回転レストランを見て、どのくらい前に来たのかが蘇った。随分と久しく来ていない。

天気が良くて、九州の山々までがよく見えた。海の色もグラデーションを見せていて、潮の流れも解る。入水した安徳天皇はあそこからあそこの辺りまで流されたそうです、と観光タクシーのオジサンの説明を少し離れたところから聴く。

ここは、あるのは景色だけで、特別に何があるという訳でもない。近代的なエンターテイメント施設があるという訳でもない。でも自分のペースで自分で感じる時間を持てる場所。天候に恵まれれば素晴らしい眺めも見せてくれる場所。遊歩道を歩くと、青空をバックに葉を落とした木々の小枝が私に秋を感じさせてくれる。そこに嫌いな秋も味わえるようになっている私がいた。

いつもと違う場所で、いつもと違うシチュエーションの友は、最愛の?トイプードルを連れて日頃見せない表情や行動をたくさんとっていた。本性まるだし(笑)
母性がとっても素敵で、いいお母さんになるだろうなぁという気がすごくした。当の本人は結婚する気はまるでないと言っていたけれど。いい子を育てられると思うしいい旦那さんを育てられる?(関係を築ける)と思うのに、まったく勿体ない限り。いずれにせよ、でも無私で愛せる何かがあるというのはいいことです。

晴れた日に、また来たいね