東城百合子さんの講演会

何度も手にする本というのは少ないけれど(私の場合だと漫画本くらい?笑)、何度も開いては、今も相変わらずお世話になっている本がある。『自然療法』(誰でもできる食事と手当法)という本。身近な植物などの持つ力を利用して身体を良くしていくというもので、さまざまな疾患に対応しその手立てが書いてある。当初姉が持っていた本であるけれど、貸してネと言って私が持ち帰り、それ以降ずっと我が家のキッチンにある。因みに私の手元にある『自然療法』は平成15年4月発行で、改訂版第780版!

本を手にしたときは、著者である東城百合子先生は御存命なのだろうか?どうなんだろ?と思っていたら、去年山口に来られ、お姿を拝見することができた。ちなみに現在東城先生は85歳。今でも自然療法の講習会は勿論のこと、あちこちに講演に出かけられておられるらしい。

楽しみにして出かけて行った去年の講演会は立見の方も多くでるほどの大盛況だった。主催者であるたかちゃんさんが、多くの時間とお金をかけて準備に準備を重ね、そして東城先生と自身の想いを、全身全霊で伝えられたという印象の講演会だった。たかちゃんさんの生き様を見せられたような気もして、本当に頭が下がるおもいがした。

そして今年もたかちゃんさんより東城先生の講演会をしますとのメール案内をもらい、また周南市の保健センターまで行ってきた。今年も無料開催(有料にしてくださいっ!)。会場に入った時は去年同様年配の方が多いように思えて、少しそれが気になったりもしたけれど、でも遅れて入ってきたのか私の左手の先にはイケメンの男の子がいつの間にか座ってたし、講演後にアンケートを書き終え席を立って振り返ったら、すぐ後ろでいまどきの若い男の子が二人並んでアンケートを熱心に書いていた(笑)。この講演会をどうして知ったのか一寸興味あったけど、さすがに話しかけるまでには至らず。いずれにしろ、若い子が東城先生の話に関心を持ってくれるのはオバチャマ(私)としてはとても嬉しきこと。参加されていた若いお母さん達共々、何か知恵のようなものが伝わっていたらいいなと思う。

身体をいい加減痛めて、壊して、そして私なりにゴソゴソ情報を求めてみたり、そして何より体感で少しずつ解ってきたことは、やはり、行きつくところは伝統的な食べ物が優れているということ。伝統食は、身体を癒し、立て直していく。ゆっくりしっかり体を丈夫にしていく。散々身体を壊して弱らせてきたから、より一層東城先生の言われることが解る。講演会では、結構厳しくも言われるので、正直ちょっと耳が痛くなったりもしたけれど(苦笑)。

以下メモより。
・豆腐、こんにゃくは体の毒素を出す不思議な力を持つ。
・食を大事にすることは、命を大事にすること。
・他人から良い人と言われても、自然の流れからすると曲がっていたりおかしかったりする→病気になる。
・出口のことを考える。
・体がとても弱った時には「お粥」にする。一日2食。金物でなく(化学変化が起こるから)土鍋かホウロで玄米を炒ってからお粥に。
・古い梅干しは体にとてもよい。15年以上経ったものがよい。時間には見えないものが沢山つまっている。
・肥料もなくはびこる薬草、エネルギーが強い。
・どくだみ、げんのしょうこを煎じて飲む。
・男女は同権だけど、男女の使命は違う。女性は子供を育てるのが第一の使命。(^^;)
・お掃除、お洗濯、お料理、生活をするということが生きること。
・手抜きは心抜き。
・食べ物は人生を変える。
・お漬物は重石をしないと酸っぱくなる。
・平等とは調和。切ってしまえば争いになる。
・刺し箸をしないと人も刺さなくなる。
・自分でやったことは自分の問題として入ってくるのでよく解る。体張ってやらないと解らない。
・食育〜食べることで育てる。
・命を養うのは手足を使わないとできない。手足を使って苦労もすること。


今回で、講演を聴くのは2回目だけど、さ〜て、どこまで解ってる?出来てる?覚えてた?
聴いても、メモしても、結局のところは、自身で経験を重ねていかないと解らないし身に付かない。PCの前にいる時間を半減させて、今より手足をもっと使う私にならねば元気になれません。(解っちゃいるけどやめられない、うぅ。)私の体(細胞)にとっての本当に美味しいものを知って、美味しいものに出会って、美味しいものが好き!になって、美味しく食べることができるようになって、そして今より少し意識して、体に好いものを作ったり育てられるようにもなりますように。植物さんと微生物さんと(人間さんも?笑)今より少しでも沢山関わって行こう。

たかちゃん♪今回も、ありがとう♪温かいハグもありがとう♪感謝、合掌。無理しないでね。(&結婚もしてね(^_-)-☆)