解けた

12月の新月から間もない静かな夜に、ひとつのことが解けた。
意味なく、作意なく、起こって、そして開いて、解けた。
関係の無いようなことが、私に理解ができるように偶々力を貸してくれていて、私の理解のためにすべてがピッタリに起こったように思えた。

日曜日の夜はお寺でライブがあって、それは楽しかったのだけれど、ライブとは別件で、私は帰り道でひとつの事に、ある怒りを自分に感じていた。諌めようと沈めようと思うのに、頭の中に熾ったそれは鎮まらず。結局熾ったものを持ったままに、とあるアドレスにメールを出した。

詫びから始まって、近頃の私に起こったことなど書いて、そして、交わした時間の中で、自分のバカさ加減に憤怒の気持ちを持ったことを書いた。

するとすぐに某アドレスから返事が帰ってきた。それは、意外にも甘く優しい文章だった。遡れば私に辿り着ける所があった。

美しいものを見ると、安心する。 美しいものを見いだせれば、安心できる。

隠されていたものが剥がされ、伝わり、解らないでいたものが、その時解ったように思えた。

かの人と、彼女と、あの人と、、、そして私が知るうることが出来ない多くの働きにも、感謝します。

これでまた一つ次へ進んで行ける。さあ、行こう!