道の駅きららでのお話会

道の駅きららで阿知須共立病院の先生によるお話があるという案内をもらったので、お野菜を買いに行くついでに寄ってみた。講演の内容は高齢者の方に向けての老化予防のお話。

粗食がよいと学んできて、粗食(素食)で過ごしてきた。不食になれたらいいのにと思っていた。でもエネルギーの高い場所に生きている訳でもないし、気功や瞑想などをしている訳でもないし、不食なんて所詮無理な話。それどころか食べない事による弊害を学ばないで来た所に、落ち度があったような気もする。

江戸時代は、世界的にみても一番と言えるくらい短命だったそう。天皇による肉は食べるなという勅令もあり、粗食ゆえの短命であるらしい。

太ったら、高血圧になるし、膝関節に負担がかかるし、内臓脂肪はたまるし、いけないと言われるけれど、データ的には細い人の方が短命。骨折もお肉を食べない人は食べる人の3倍高く、介護費用でみても、細い人の方がかなり高い。癌の罹患率も高い。

間違ってはいけないのは、高カロリー食になるのではなくて、高栄養食にするということ。市販のお菓子など、驚くほど高カロリーなものがあるけれど、そういうものを食べて太るのではなく、栄養価に富んだもので少しでも筋肉を太らせておきましょうということらしい。

ちなみに筋肉量をあげるのには、開眼で片足起立で1分×1日3回。片足あげるのは5cm程度でOK。これで下肢筋が鍛えられバランス感覚が改善されて行くらしい。そして、骨も筋肉も、強くするにはビタミンDが必要で、鮭、ウナギ、秋刀魚、ヒラメ、きくらげ、小魚にそのビタミンDは多く含まれているのだそう。

ボケ防止に関して、料理を作るというのは、意外と脳を使うのだとスライドを見ながら思った。単に、切る、炒める、盛るという作業でも脳は全体的に活動をしている。脳の領域の広い範囲で、活動を示す赤色の部分が多くなっていて、料理ごときで?と私には意外だった。きっと料理をするような脳の使い方が、脳のよい使い方なのだろう。現代人は(というか私は)無駄に考えることをして、よい脳の使い方をしていないように思われる。

それから、おじいちゃん&おばあちゃんを元気に長生きさせてあげようと思ったら「鬼嫁」になって「何もしなくていいよ」などと言うよりは「自分のことは自分でせよ」と自分でやらせるのが良いとの先生の弁(笑)。

低栄養になると免疫力が落ちて、鬱にも繋がる。これは体験的によく解る。鬱になると、作ったり食べるのも億劫になってくるので、低栄養になって、低栄養になるから益々脳に栄養も運ばれず気力体力出て来ないから、余計にまで心も体も立ち直れず鬱も改善されていかない。

この頃、卵を一日に2個(毎日ではないけど)&緑黄色野菜も今までより少し多めに(春の野菜は美味しいからね)食べていたら、少しカラダが元気になっている気がする。小食、不食を望んだけれど、やはり今の整わない私の状態で、食べないのはいけない。

現場を知って、多くの患者さんを見て来られている先生のお話は、本で読むよりも説得力があってありがたかった。

講演を聴きながら、多少強欲なくらいの方が、長生きできるかも?と思った。と言うわけで、鬼嫁にはなれそうにないので、残りの人生、強欲婆でまいりたいと思います?(今以上に?オホホ)


後日追記
週明けに机の前の人から「TV(KRY)で姿を見たよ〜。また活動してるなって思って見たわ」と声をかけられた。インタビュー受けたけどオンエアされてた模様。午前の部の参加者15人位?の内、私以外の聴講者は多分70歳以上の方ばかりという感じでインタビューに答えられそうな人いなかったからなぁ、、。