文楽講座

NOLYちゃんを誘って秋吉台国際芸術村に文楽の講座を聴きに行った。NOLYちゃんとお出かけするのも久しぶりだし、秋吉台国際芸術村に行くのも久しぶり。しかし、NOLYちゃんは相変わらずオシャレだし、芸術村も毎回思うけれどオシャレな箱ものというか素晴らしい建物。知っている人も多いと思うけれど、設計は磯崎新

文楽の公演は20年位前に一度渡辺翁記念館で見たように思う。なんとも所作が美しく色っぽかった。今回は講座のみで公演ではなかったけれど、人形(曽根崎心中のお初)を動かして下さって、その人形の所作の美しさにちょっと圧倒される。

心を動かすものとしての人形。魂を吹き込む媒体としての人形。人の映し。足が動くというのがまた表現の幅を増しているし、幽玄さも醸し出している。

手を持って行くところに、視線も添えるのが基本なのだそう。人形を真似て、人間の私もその真似をしてみた。人形ぽくて、人間ぽくて、所作が気分を連れてくる。

因みに、お初が2体連れて来られていたけれど、小さい方のお初の衣装はエルメスのスカーフの生地(に火の玉が動いているように見える?モチーフの絵柄があったそうで)が使われているそう。

それから、人形達は、毎回公演初日の前日迄に着せてあげて、千秋楽が済むとまた着物を脱がせるのだとか。そういう心は、大切にし、見習いたい心であります。

知らなかったけれど、人形浄瑠璃文楽は2003年にユネスコより「無形文化遺産」に登録されているそう。大いに納得。

実際の公演の方は、7月6日(日)に、ルネッサながとにて。

帰りに道の駅みとうでNOLYちゃんとソフトクリームを食べて、鴨を見て帰った。何気によい一日でありました。