M-eちゃんからフェイスブックの申請があった。予期せぬ事で、久々にすごく嬉しかった。M-eちゃんは数年前に祝島へ一泊の旅へ行った時に一緒だった女の子。M-eちゃんはその時の一度しか会った事がないけれど、おっとり&しっかりとした女の子で、私と同様背の高い子だったので親近感をもって記憶に残っている。
小学校を卒業したばかりの春休み中の子供達と一緒に祝島へいった。10人位の子供達に同行したのだけれど、私にとっては初めての祝島だったし、皆テンションが高くて見知らぬ子供達ではあるし、私は少々気が引けていた。その10人位の子供達の中、女の子で一人だけ参加していたのがM-eちゃんだった。男の子のグループの中で女の子一人で参加できるなんてすごいなぁとそのとき随分と感心した(まぁ一年前は大工の勉強がしたくて職業訓練校で女子一人住宅技術施工に入って私も学んだけど・笑)。女の子と一緒の方が楽なので、私はM-eちゃんと一緒に海岸で貝を見つけたり豚を見に行ったりして楽しんだ。
M-eちゃんが居てくれたお陰もあって、声をかけられた軽トラのおじさんのお誘いにのってお宅でニイナという貝をご馳走になったり、泊めてある船に乗せて貰ってエビを餌に釣りもさせてもらった。
祝島には野良猫が多くいた。滞在中、M-eちゃんは黒い子猫を連れて帰りたいと言い出した。本当にそれは連れて帰りたかったみたいなのに、私は勝手に連れて帰ってしまったらご両親が困られるに違いないしと考えてしまい、置いて帰るような方向を勧めてしまった。一泊して帰る日の朝もM-eちゃんはその黒猫を探しまわって、一旦はカバンの中にクビだけ出して入れていたのに、結局仔猫は連れて帰ることができず、M-eちゃんはとても寂しそうだった。
事なかれ主義をおしてしまった気がして、M-eちゃんが大人に対しての不信感を大きくしてしまわなかったか、その後も気になって仕方がなかった。M-eちゃんに申し訳ないことをしたとずっと思っていた。
そして随分と時は流れて、フェイスブックで再会。M-eちゃんは現在高校生。嫌われちゃったかなと思っていたけれど、フェイスブックで私をノックして(申請をして)きてくれた。M-eちゃんもきっとまた色んな経験を重ねて、私のツマラナイ心配など関係なく今を元気に生きているのだろうと思う。去年はイギリスにも留学していた模様。アップされていた写真は、お姉さんっぽくなっていた。若いっていいな、うらやましい(笑)。随分と歳も寄ってきた私だけど、若者に刺激を貰いながら少しでも元気でいたいものです。M-eちゃん、ありがとう。