錦織圭選手全米オープンテニス準優勝。初めてみたのは、錦織圭選手が十代の頃だったと思うけれど、いい選手だなと目を引いた。それでもまさか四大大会の決勝で戦うような選手になるとは思っていなかった。試合を終えた後のマリン・チリッチ（クロアチア）選手と錦織圭選手のインタビューは双方ともとても素敵だった。お互いの健闘を讃えあうというのは、まさにこういうものなのだと思った。マリン・チリッチ選手はコーチにとても感謝をしていて、いまのコーチに教えて貰った事は沢山あって、技術的なものやメンタル面は勿論だけれど、一番には「“テニスができる喜び”を教えて貰った」というコメントが印象的だった。錦織圭選手もまたコーチや周りのスタッフやスポンサーに感謝を述べていて、その心からの言葉も染みたけれど、流暢な英語で落ち着いて語る姿には驚いた。通訳を介さずに自身の率直な言葉を伝えられるというのは素晴らしい。錦織選手の活躍で、色々と刺激的な全米オープンテニスだった。
