翁長知事死去

昨日は台風が関東に接近しているせいもあってか、仕事帰りの夕焼けの空は美しかった。気温も少し下がった気がしてクーラーをかけずに窓を開けて車を走らせた。開けた窓からは、近くからも遠くからもカジカが鳴きだしているのが聞こえてきて、10数キロに渡ってずっと鳴き声が続いた。何の影響を受けて一斉に鳴き始めたのか、不思議な気がした。

白い積乱雲とオレンジ色がさす空があまりにも美しかったからか心が遠くまで行ってしまうような気分になり、近年亡くなられた人の事が思い起こされた。あの人。この人。大切だった人達の事。まだ往ってはおられないけれど、もう会えなくなった、会わなくなった、あの人この人の事も想い出した。ここのところ体調もあまり良くないし、あと私の余命はどれほどなのかということも併せて少し考えた。ありがたいことにそんなことを考えても美しい空の所為もあって余り沈まずにいることができた。

お盆が近いからそんな気分になってくる所もあるんだろうなと思った。


帰宅して晩御飯を食べながらテレビを見ていたら、速報でテロップがながれた。疲れもあって余りテロップを読む気にもならなかったら、横から翁長知事亡くなったという声がして、、、えっ?とテレビ内の文字を追ってみると、確かに翁長知事(67歳)死去と流れていた。

唖然。。

時間の経過と共に心が深く沈んでいく。


本来なら、ありがとう安らかにお眠りくださいと呟くところなのだけれど、両手を前に合わせて、その言葉がでてこない。

強く心に刻まれるのは”忘れません”と”今後も一緒”という言葉と、、、。

色んな立場、色んな環境、色んな人、色んな人生。
深い悲しみと、深い喜びはセットでありますように。
きっとそうよね。