ラ・フォルナリーナ

「ベルリンの至宝展」東京国立博物館於。行きたいけれど、ちょっと遠い。
先日、新聞に展示物の紹介があった。一目で惹かれて目に留まった作品、ラファエロの「聖母子像」。切り抜いて額に入れようかなぁと思ったけれど、パソコンで検索して、プリントアウトするかぁ、、と思いなおし、「ラファエロ 聖母子」で検索してみた。

その中で、美の巨匠9月16日放送分は、私の知らないラファエロに会わせてくれて、深い溜め息?がでた。
「ラ・フォルナリーナ」
え? これ、ラファエロが描いたの??

ルーベンスが、商才があって、かなりお派手に遊んでいた人で、女好きで(偉大なる芸術家はみんなそのようですが(-_-#)、っていうのを知ったときも、へぇ、、、そうなんだぁ、、ってかなり意外に思ったけれど、・・・だって、フランダースの犬のネロが教会で死んじゃう時に見た絵がルーベンスの絵。お子ちゃまの私は「崇高な」っていう印象をずっと強くもっていたから。まあこれも、大英博物館展でデッサンをみたとき、「さもありなん」と確信したけど(~_~;)

「ラ・フォルナリーナ」
ラファエロは、自らの名前をフォルナリーナの腕輪に刻印。
ラファエロは、死の直前までこの絵を隠し持っていて、決して売ってはいけないと言っていたらしい。
ラファエロがこんな側面を持ち合わせていた人だなんて、、、
ん〜〜、この絵を隠し持っていた気持ちは解ります。(勿論私がわかる程度でですが。)
世間体も何も考えず、こんな生身の素のラファエロの心が描いた絵。そりゃ、たぶん生きていた時は、他者には見せられないっていうか、見せたくないですわね、、。

アテネの学堂」にも二人はその視線と共に描かれていたのですね。

4月6日は、彼の誕生日でもあり、亡くなった日でもあったみたい。
余り長生きした人ではなかったとは思ってたけど、37歳の若さで亡くなったというのも、あらためて知って、びっくりした。

あ〜、また溜め息が出てきました。