力をありがとう

タイムアップで11時過ぎにひびきの森を出て、光駅に向かった。こちら側から逢いたいなって思ったので、お住まいの岩国辺りまで行く予定だったけれど、光で待合せましょうと連絡があったので、光市には行った事がなかったし(素通りしたことは1回位あるかもしれないけど)よい機会かも?と思って光で待ち合わせた。途中道を間違えたにも関らず、ジャストの時間に駅についた。光駅のすぐ近くに素晴しい白砂青松の広がる場所があった。光市というところは、実に地場のよい所だった。全国各地で砂浜が今どんどん消えつつあるというのに、こんなに広い砂浜が県内にあるなんて驚き。また来よう。

海辺にある普賢寺でお祭をしているということで、行ってみた。普賢菩薩が安置されていて、海の菩薩とも言われているらしい。なんだか、いい感じ。出店が沢山沢山続いていて、お祭気分の中、あれ食べよう、これ食べよう、と食べて、しゃべって、しゃべって、食べて、、、。
普賢寺に到着し敷地内に入ると、中に中国風の堀が巡らしてあり、大陸の影響を感じる。遣唐使の時代のちょっと後の時代の創建になるのかもしれないけれど、でも大陸から多くの文物や人や技術、文化等を伝えたのだろなぁと想像する。持込んだ異国の人達はどんな思いで物や技術を伝えたのだろう。。。アジアとも繋がっているのよね。
線香を買って大きな焼香炉に入れて、煙を一杯浴びる。身体と頭と根性が良くなりますように(笑)
普賢菩薩さまに、該当の2人で「おん さんまや さとばん」と唱える。すぐ脇のほとけ様にもお参りしようと寄ってみると、子安、安産の幟が(苦笑)。個人的には必要ないかも(^^ゞと思いながらも、大好きな観音菩薩が奉られていたので「おん あろりゃか そわか(だったかな)」と唱えておいた。
梅が枝もち、はしまき、イカ足、クレープ、別バラはいくつもあり。お話しながら歩くのって楽しい♪ 知らない世界のお話を色々聞かせてもらった。音大というのは聞いた事があったけれど、音楽高校というのが広島にあるというのも始めて聞いた。音楽高校が何故出来たか、を辿っていくと、原爆(からの復興)に行き着くとは。。。。。
一番のお楽しみにしていたのは、旅の写真とお話。ゆっくりと見せてもらった。
シベリアの大地にテントを張って、3日間場所を移動しながら過ごしたそうである。なんという特異体験。テントの中では風の音などが集音されたように聞こえてくるけれど、一旦外にでると『耳が痛いほどに音が無い』のだそう。写真を見せてもらいながら、広がる大地に想いを馳せた。その場所に、彼女は実際に、いたんだなぁ、、、。そんな体験をシェアしてもらえるなんて、ありがたいなぁと思った。
きっと、一昔前ならば、絵本を見ながら(/読んでもらいながら)、遠い国に想いを馳せたりしたのだろうけれど、そんな気分を、今は、実際に知った人、知らない(ネット上の)人のリアルな写真から味わう事ができる。ありがたい世の中。
インドの写真も見せてもらった。のら犬に、のら牛、彼女の眼(心)が捉えた一瞬のそれらの表情。それに出会えて、そしてぴったりと写真に治めることができたときが嬉しいと言っていた。悠久の時間、生々流転。去年の9月(だったかな)に撮られた写真だというのに、私にはどう見ても今の時代の写真には見えなかった。同じ地球時間を過ごしているのに、まるで違う時間が流れていた。愛と美がテーマの彼女にとってのインド。どこを見て、何をみているのか。美しい何か、映し出される愛。彼女の真直ぐな瞳の美しさは多分ここから来ている。すべて私が忘れているもの、遍在しているのに見えていないもの。。。

真直ぐに、ひた向きに生きようとする姿というものは、いいものだなぁと思ふ。その姿は人に力を与える。
日が長くなってきたので、冠山公園に行ってみる。高い所から眺める海。いいねぇ。二人で大きな木製の台の上に寝転がってお空を眺める。ヘルニア、うぅちょっとイタッと思いながらも、な〜んかいい感じ。沈んでいく少し横長の夕日がとてもキレイでした。
帰りは岩国まで送る予定だったけれど、結局田布施までになった。欧舌さんのお店の場所を教えてもらう。ありがとね。
お土産に持って行こうと思ってうさと展でモモンガを買っておいた。オーナー奥さんが是非にモモンガをと言われたのでモモンガにした。え?モモンガ??って思ったけれど、モモンガに大喜び。やっぱり面白い子だねぇ。モモンガの代わりに旅先から手紙を頂だい♪とお願いしておいた。楽しみに待っておきましょう。待ちながら、私もキレイにならなくっちゃねぇ。。

物理空間とは別のところで働く何かに動かされて出会う不思議な出逢いに今回も感謝。
ありがとうねぇ〜〜〜