7分間の極楽

nocochan2005-05-27

昨日は友がランチに誘ってくれたので、久しぶりに二人でお出かけをした。ランチの前にお散歩をしようと思っていた友に付き合って、常盤公園の湖畔の(ウォーキング)コースを一周あるいた。ヘルニアで相変わらず足腰は痺れているけれど、お天気のよい気持ちのよい季節に、お喋りしながら歩くのは楽しい。以前も一緒に湖畔を歩いた事があって、あれはいつだったっけねぇ?と二人で思い出してみた。私は十年くらい前?と聴くと、友は5年位前?と言い、二人とも記憶はあやしく、二人で老化を感じあった(笑)。
途中で疲れたら引き返そうと言っていたけれど、橋、花、鳥、と色んな風景に出会っていくと、引き返す気にはなれない。公園内の菖蒲の名所では睡蓮が沢山咲いていて、鴨の夫婦が仲良く泳いでいた。菖蒲も見ごろを迎えている品種があった。菖蒲の葉組み(生花)の話から始まり、お花の世界の話になった。何の世界でも集団となると、集団になるが故に発生してくる点が色々とある。私はお生花を十年ほど習った後、無理やりな力が働き始めたのが嫌になってやめてしまった。単純にお花が好きだったし、お花を入れる気分、背景にある文化、哲学?、美学、それさえ楽しめればよかったのだけれど、個人の思いとは裏腹に、周りの思いが一人歩きすることもある。何を目的にするのか、どんな師に出会うか、何を得ようとするのか、求めた分だけは得られるのだろうけれど、、。
友は今、立花を習っているらしい。疑問に思う点も色々あるようだけれど、望めば、与えられる。得ようと言う気持ちがあれば、与えられる。
他愛も無い話をしながら、白鳥が沢山いる場所へ到着。水辺というのは、気持ちがよい。痴呆っぽいおじいちゃんを連れたお兄さん、営業マンと思わしき人、子供づれのお母さん、長閑に解放されて憩う場所。ここにきたのは何年ぶりだろう?暫くポケーっとしたあと、また喋りながら歩き出す。日帰りで少々遠出をしようという話をする。
ぐるりと一周して戻ってくると2時間近く経過していた。一周5km少々あるらしい。久しぶりによく歩いた。ランチの前に、友のお勧めにより近くにある厚生年金休暇センター?で温泉に浸かる。始めて行ったが、近年改装されたらしく、お風呂もお庭もなかなかよかった。
お風呂を出ると、マッサージ器が二台並んでいるのに目が留まる。友曰く「年とってくると、あ〜ゆ〜のが良くなってくるのよね〜」。二人で顔をあわせて、折角だから、と7分100円のマッサージ器にお世話になって行くことにする。個人的には初チャレンジ。何ともはや、文明の利器。「こりゃ〜ええわぁ〜〜〜」と二人でキャハハハ、暫し極楽気分。
いや〜〜極楽、極楽、本当に極楽でした。ついでに書くと、背骨(脊椎)を刺激すると、視界がはっきりするように思われ、過日なんとなく思った「背骨を鍛えること(刺激を与えること)」はやはり私には必要で、効果的であることが明らかになった。
お腹もぺこぺこになって、やっと昼食。最近友が嵌っているという斉藤孝氏の本の話や、今後のお寺の行方(在り方)などに花を咲かせていたら、ランチタイムは随分過ぎ、あたりにお客もなくなってきたので、いい加減に帰ることにする。
極楽気分も味わって、とてもよい気分転換となった一日であった。