もののふ武士

単身赴任中のもののふ武士K氏の奥さんへの切なく愛おしい日記を読む。大正ロマン風でちょっと京都の味がする。鴎外や漱石の匂いもする。時代を逆行するようにも見えるけれど、実はそれは先進なんじゃないかと思う。

奥さんと初めて会ったとき「この人と結婚する」と思ったそうな。時々聞かなくもない話だけれど、転生、時空を超えて、ロマンだなぁと思ふ。
自分の人生を、きちんと自分でやってのけてる人にのみにやってくる感覚なのかなとも思う。
K氏の丁寧さや繊細さや人への思いやり。どんな時も自分の心を失わない行動を羨ましく思う。愛ってよく解らないけれど、愛だなって思う。

程度悪くなげやり極まりない私だけれど、最後の最後で、周りを、自分自身を、救い取れるような人になりたいものです。