嗚呼、やっぱりフランスが好き

昨日の世界不思議発見は大好きなフランスだった。しかもすご〜く前だけれど初めてフランスへ行った時に巡ったロワール河沿いの古城がでてきた。ブロア城、シャンポール城、そしてシュノンソー城。シュノンソーに行った時のことはとてもよく覚えている。歴代の城主が女性であるという解説を聴きながら、キッチンを見せてもらった。嗚呼、やっぱりフランスが好きなんだって今日もフランスに行ったときのことを思い出している私。

私がフランス好きになったのは、初めて行った海外がフランスだったと言うこともあるけれど、フランスの自給率がとても高いというのにもひかれた。フランスの自給率は現在低下しているとはいえ(調べてみたら2008年は122%)それでも40%程度しかない日本に比べれば遥かに自給率は高い。食べるものが美味しくて、ファッションの国で、手作りされたものをとても大切にする国で、何よりも生きることを楽しんでいる国であるフランスは、核実験なんかもものすごく多くの回数をやっていたりするけれど、それでもやっぱり、好きな国。

番組中で1000年以上も続くお城の城主であるトマト王子なる人が出てきた。屋敷内の畑には植えられているトマトの種類が(うろ覚えだけれど)60種類以上!。トマト王子が世界各国を歩き回ってから入手してきたものであるらしい。現在2000種類の草木野菜も植えてあるそうで、それらは、以前(はるか昔)は城内に住まう人の食糧となり薬となり、そしてある時には城外に住む人が病んだ時の薬になり非常時の食糧にもなっていた。そういったお城の機能を取り戻したいという意向を強くもっておられるようす。

シュノンソーも近年お城の敷地内に畑を作るようになり、一般公開もされているとか。黒い土に作物が美しく育っていた。

古城めぐり中ではなかったけれど、確かプチトリアノン(マリーアントワネットが投獄される前に住んだところ)から眺めた風景だったと思うけれど、窓から目を降ろせばすぐそばに果樹園があって、葉を落としていたけれど整然と美しく植えられていたその一角の風景を今も鮮明に覚えている。

すぐ側にある食というのは、いいな。食材が新鮮であるというのは、美味しさの大きな要素。それも遠くから運ばれてストレスのかかった食材ではなくて、身近な場所で育てられ、ポストハーベストなどとは無縁のフレッシュな野菜たちは、本当に美味しくて、食べると、も〜どうしましょってくらいに感激することも少なくない。時には異国のものや、産地の遠いものを頂いて、遠い場所に思いを馳せるのもいいけれど、少しでも楽しく美味しく自給自足ができていければ、これほど安心で身体にも心にも良いことはない。私の場合、ほんのわずかでも自給自足を目指すなら、もっと美味しいものを楽しむ心を養う必要があるようです。目指せ、貧しき私なりのグルメ生活?♪

嗚呼、これから死ぬまでに、またフランスに行けることがあるかなぁ。