水深105mの世界

深夜0時過ぎのNHK。グランブルーの沖縄の海に潜っていく映像が画面に映し出される。
15人(たしか)しか100m以上深く潜れる人は世界に存在しないらしい。
日本人の篠宮 龍三さんはその一人で、フリーダイビングで105mほど潜ることができる。
深く潜っていけば、段々水温は低くなっていくけれど、不思議と水深100m位の場所になると、暖かいような包まれるようなそんな気分になるのだそう。

光も届かない真っ暗な闇。そしてそこは無音の世界。宇宙空間はこんな感じなのではないかと感じられたそう。

今まで想像してみたこともなかったけれど、少しだけ潜っていく想像をしてみた。でも、自分を想像の中で10、20mと沈めていくと、怖くて怖くてそれ以上は想像ができなかった。

フリーダイビングで検索してみると女子でも日本人で70mも潜ることができる人がいる模様。アンビリーバブル。

100mもの深い海の中に胎児のような形で落ちるように潜っていくというか沈んでいく篠宮さんの映像が映し出される。100mという真っ暗闇の場所まで行くと、自分と海とを分けるものがなくなって、自分の肌と海の境がなくなって、何処までが自分で、何処までが海なのか分からなくなるのだそう。そして自分が大海の一滴になったような感覚になるそうで、それは言葉に言いようもないくらいとても気持ちのよい感覚であるらしい。

海に入る前をとても大切にしておられるらしく、無のような状態になって、スッと海に入っていくと、海に逆らうことなく迎えてもらえる気がするのだそう。

私も知らない世界へ、少しでも深く潜ってみる?まずはプールから?(苦笑)