朝帰り

朝帰りなんて10年ぶり?20年ぶり?なんて考えていたら、2年前にアクシデントで朝帰りになっていたことがありました。まあ、それにしても朝帰り。でも、ご婦人との朝帰り。非日常といえば非日常な時間帯だけれど、頭モウロクではなく(それもありますが)モウロウとして非日常なんだか日常なんだか良く解からず。しかし夜の冷たさはリアリティがあって、昨日は国道の表示が朝4時半頃2℃でありました。

昨日はIさんのお誘いでH邸へ伺う。12月1日にある谷本さんのライブのご挨拶といったところ。お邪魔してお茶を頂いていたら、スペイン他の海外生活があって人形作家でもあるMさんがSMショー?のチケットを売りに来られて、入れ替わりで漫画本を借りにMちゃんが来て、その後ランプシェード作家のSさん夫妻がそのH邸に来訪。このH邸はホントウに色んな人が行き交う場所。人の出入りがとても多い。捕らわれなく色んな人がやってきて、色んな事が偶発する場所のよう。自然にそんなことが起こっていく場所。家主と集まってくる人達の自然に逆らわず大きく滔々と流れるエネルギーが未知の何かを現実に可能にしていく。

なんだか知らないけれど家主が皆に晩御飯奢るってことになって、いつもだったら帰るところだけれど、一人で帰るには足がなく、結局流れでみにくいアヒルのおばちゃんの私も後をついていくことになった。

駅前のイチョウ並木を夜に見るのは初めて。昼間遅いランチの時にIさんと一緒に見たイチョウは私たちのお話を聞いてくれていたけれど、夜は静かに上空の気配と交換しているように見える。落ちた葉は道路に模様を作っていた。夜空を見上げれば意外と沢山の星も見えていた。私が知っている高校時代の風景とはまるで別の風景。人も街も変わる。変わっていく。

行ったお店はマングローブというオシャレなお店。雑踏の中の屋台の方が好きな私には一寸オシャレ過ぎねなんて思ったけれど、でも知らない所に行くのもそれはそれで刺激的。オーナーさん?が防府の中関で釣られご自身で南蛮漬けにされたという鯵をふるまって下さった。南蛮漬けは大好物。久々の南蛮漬けは美味しかった。なんだかよく解からないけど、御馳走様(笑)。

緒方拳に似たそのオーナーさんはYCAMの技術屋さんなのだそうで、洗練具合がYCAMっぽい。オーナー様、YCAMの企画は、ちょっと洗練されすぎで、色んな人が棲む世においてレベル高すぎと思うのですが、如何なものでしょうか?一部のエリートの脳と感覚を満たすものばかりでなく、一般ピープルを対象にした企画も時にはお願いしたいものです。

帰り際、奢ってもらう気にならない相手に奢ってもらうのは、どうだろねぇ?と思いつつ、大勢いて私一人払うのもヘンなので不払いでお店を後にする。このご恩は一生忘れておこう(笑)。

H邸の本棚に「アヤワスカ」と「神の肉」があったので図々しく借りて帰る。買おうかと思ってた本だけど、借りることができてよかった。

昨日は偶々見上げてた夜空に流れ星が流れるのを見ることができたし、それもなんだかちょっとラッキーな気分。

チヨさんが、「今日はスペシャルな日だったかもよ?」と。確かに色んな人に出会って見ていなかった世界をみたという点では、少々スペシャルだったかもしれないのかな。よく解からないけれど。まっいっか。

Iさん、お誘いありがとうございました。&皆々にも感謝。

もう少し心が上手く働くようになりますように。委ね任せられる私になれますように。




〜チヨさんに教えてもらった豆腐を使った一品のレシピ〜

材料:絹豆腐、お味噌

タッパーの底にお味噌をひいてその上にしっかりと水切りした絹豆腐を置き、その後お味噌で絹豆腐を完全包囲。

冷蔵庫に入れて1週間寝かして(水分が飛んで行って3分の1位?になる)出来上がり♪

・・・出来上がったお豆腐はお味噌が浸みてお味噌の色になっているのだとか。角切りにして、酒の肴にちょっとずつど〜ぞ、とのこと。