『東京原発』@ルルサス防府

先日セミナーパークへ行った際、偶々主催者さんより割引券をもらったので、割と近いし安いし面白そうなので『東京原発』という映画の上映会に行ってみた。

ん〜〜〜〜〜〜 ん〜〜〜〜 ん〜〜〜〜〜 面白すぎる!!!
私的には大ヒット!!! 面白すぎる、ブラックに面白すぎー!!
見始めは面白すぎで、だんだんとおなかが痛くなる位に(胃腸が弱いので)リアルに気持ち悪くなってきて、最後は感情移入は程々にしようと思いつつもハラハラドキドキ。会場のほぼ一番後ろの方で見たけれど、みんな最後はのめり込んでいる様子が後ろから見てても解かって、非常〜に面白い作品だった。

これを作った監督さん、狙われたりしないのだろうか?と少々不安も覚えます。しかし、監督さん、よくもこんな作品を作ったものです。これは、財産となりうる作品だと思うし(原発に関しての情報が沢山盛り込まれている)、10年後も、20年後も、50年後も何処かで上映されていて欲しい。学校でも上映してくれればいいのになぁなんて思ったりする。上映の必要のない世の中になっていたら、一番いいのかもしれませんが。でも、もし上映の必要のない世の中になるとすれば、どっちに転んで必要なくなるのか?・・・ウゥーコワッ

ぶんぶん廻るこの地球の上の山口県の何処かの一角で、中電の人と、面白い映画ありまっせ〜〜って事で、一緒に見ることができたら最低で最高だろうなぁ〜〜。なんてマゾで、なんてキモク、なんてスリリングな、ザッツ エンター テイメント!?!

原発なんか興味ない人も、それなりに興味がある人も、さらりと、時々じっくり味わってみてほしい。皆で、気持ち悪さを共有したいものです(ウソ)。

因みに、この『東京原発』という映画は4年前に作られた映画だそうで、山口県の上映は2週間で内容が内容だけに打ち切りになったそうです。(それって、どうよ? だから山口県が嫌いになっちゃうんだよ。)

一年間の山口県での上映の権利をン十万だして買われたそう。今後何処かで上映会があったら、へヴィーだけど、もう一度見に行きたいし、多くの人にこの作品を見てもらいたい。


上映後にらんぼう氏によるお話会があった。祝島の映像と、去年ナイロビに行ってこられたそうで、その時の映像を少しみせて下さった。

祝島の神舞という神事は、なんと、1200年以上も続くものらしい。凄すぎる・・・。祝島がいいよっていうのは、多分10年位前に聞いたと思うけど、でもまだ一度も行ったことがない。

映し出された棚田が素晴らしかった!誰が初めにあの石垣を組んだのか?それはみごとに美しく組んであって、私的には、余程のエリートの人が住んで開拓していったんじゃないか?っていう気がする。段差が4〜5m位もある石垣。城壁の技術じゃないのか??って思える位の素晴らしさ。なんだか地場も、ものすごく良い所のように思える。ますます行きたくなってきた。

そしてナイロビのお話。極のような場所にこそ、世界のことは見えてくる。問題は山積み。

お金というものを持たず、自然の恵みを受けて暮らしていた人達。その土地に石油が出て、住む土地を追いやられた40以上の部族の人達。。

何にも悪いことしてないのにね。所有せずに、奪いあうことなく生きていたら、そこに、エゴがドカンとやってきた。普通に自然に生きていきたいだけなのに、何も悪いことなどしていないのに、虐げられちゃうのよね。

エイズになって、子供を手放さなくてはならなくなって、子供を捨ててしまう母親もいれば、でも逆に、そういう子供たちを拾ってきて、自分の子供のように育てていく母親もいるのだそう。


ちょっと意識を向ければ、知識だけは入ってくる。でもいつも、何も行動をしていない。ときどき、コンビニの募金箱にお釣りを(百円以下)入れる程度。

数年前に国境なき医師団にわずか寄付をしたら、結構送られてくる郵便物代金の方が増してるんじゃないか?ってな有様。

少なくとも、私は、君たちのことを、知ってるよ。非力な私にできることは、ほとんど無きに等しいぐらいのものだれど、、、。でも、想ってる。想い交わすことで、ほんのすこ〜し繋がって、お互い、ほんのちょっぴりそれぞれの場所で幸せになろう。お互いの幸せを感じあえますように。