かしまし四人娘でお見舞い

ご近所さんのおばあちゃんが入院されているとの連絡を受けて、各戸千円ずつ集めてお見舞いへいくことになった。お見舞いに行くのは入院されているお宅の両隣りの家と班長さんというのが慣例であるらしい。班長さん二年目の私。今年度初のお仕事。

今回お見舞いに行く事になったのは私を含めて四人。お年のほうは、78歳、78歳、68歳&私。なんだか面白い取り合わせ。それぞれ面倒見もよく社交的な方ばかり。宇部医大に入院されているということで、私の運転で満開の桜を道中に愛でながら行く。

多分15年ぶり?ぐらいに行く医大は、随分とキレイになっていた。立体駐車場に車を入れて、受付で場所を訊いて病棟へ。

入院されているTさんは、丁度お孫さんなども来られていて、7階の喫茶でお喋りをしておられた。少々お話を伺うと、最近は手術の際の輸血は、手術の前に1週間位かけて採血し、自分の血を使うのだとか。目からうろこ。手術用に600ccほど採血され、200ccしか使わなかったからといって、残りの400ccは、また体内に輸血して戻されたと言われていた。吃驚。

しかし、医大の7階からみる風景はとても良い。用事なくても来て堪能したい位に良かった。

余り長くならないようにしてお見舞いを渡してその場を去り、お茶をして帰りましょうということになって、病院内にある喫茶でお喋りに花を咲かせて帰る。私が運転をしたので気を使って下さった様子。コーヒーとホットケーキは奢って下さった。

日頃はご近所の事などきくこともないけれど、さすがにかしましの皆さまは情報通で、ご近所の方の話を色々きかせて下さった。名前をあげられても殆ど顔が解からないので、へぇーと聞いているしかないのだけれど、それでも、皆さん方ほんとうに色んな事をされているご様子で驚く。かしましの奥様方もそれぞれに、合唱、フラダンス、カラオケ、日舞、など色々なことをされていて、なんだか圧倒されるようだった。

カフェでお茶をした後、今回私に入院されている由を伝えて下さったKさんが「帰りにユニクロに行きましょう」とのことで、寄り道をして帰る(笑)。「ユニクロは下着がええから」とか「ユニクロの社長のお父さんは小郡で制服を扱いよっちゃってから、わたしらぁ、よぉしっちょるいねぇ」とか、色々私に教えて下さる(笑)。歳は少々というか随分上だけれど、でもやはり女同士のお買い物というのは楽しくて、かなり面白かった。

いつもと違うなんとも妙な時間。でも和めたし、いい時間だった。楽しい春の一日を、大先輩の皆さまありがとうございました。