一周忌

きめられし わが道なりと思えども  月の光は うるみて見えし

剪定をしつつ 椿の実を拾いおり  このひとときは やまい忘れて

幼な名で 呼びくれし人 みな去りて  蝋梅の香 庭に満ちおり

子には子の 母には母の 哀しみのありて  青葉若葉に もの思う日多し

子に言わぬ 哀しみもあり病もありて 残れる日々を まじめに生きたし

                         2007〜2009  麗子



麗子さんへ
ご主人と一緒に美祢の枝垂れ桜を観に行きましたよ。
毎年ご主人と観に行かれていたんですね。
もしかしたら、一昨日もご主人と一緒に来られていましたか?
百年以上も経った枝垂れ桜のその姿は、とても柔らかくしなやかに繊細で、麗子さんみたいでした。
来年も観に来れたらいいなと思っています。