平安の彩

偶々TVを付けたら馬場良治先生の姿。何年前だったか忘れてしまったけれど、以前も偶々つけたテレビで馬場先生の姿をみた。あまりテレビは見るほうではない私なのに不思議。途中からだったけれど、久しぶりに見る先生の絵。番組最後に観た大分県浄土寺の本殿に行く事になっているという阿弥陀浄土絵はそれぞれの個性を持つ仏達がそれぞれに生き生きと楽しげで、伸びやかにしつつキラキラと美しく調和のとれた世界を作っていた。豊かで綺麗ですばらしかった。馬場先生の復元される絵も若干テイストが変わった気もする。勿論復元する元の絵に、忠実に従って再現されているものだと思うけれど、それでも意図や気分を解釈するときに復元するその人の持つ個性というか体験してきた味わいがでてくるものだと思う。阿弥陀様の表情が諭す風ではく宇宙的というか何処か私が勝手に思うところの弥勒的な感じもした。以前は絵に孤独だったりどこか憂いや寂しさを妙に感じさせるところがあったのに、今日の番組中でみた絵は作品によりけるところはあると言えども多様に喜びに溢れる感じだった。

大分県浄土寺にいつか必ず行ってみたい。京都大原三千院にある往生極楽院の天井絵の復元図もまだ見に行っていないけれど、それもいつか近いうちに見に行ける機会があるとよいな。

今年は久しぶりに馬場先生の個展に行き、先生のお姿も拝見できた。心に何気にありがたきことでございました。まぁ、そういうことです、ね?(ってどういうことだ?・笑)。はい。


KRY制作】平安の彩 国宝の美 生命の光
2012年1月3日(火) 午後5時00分〜5時55分
http://kry.co.jp/tv/ichioshi/2012/01/post_6.html


今年もあと少し。ああ、今年もお掃除まともにできておらず。今から窓ふきして残りは年明けです。ついに今年は料理もしそうにあらず。。。

今年は老若男女の新たな出逢いによって学ばせてもらえた一年だった。社会勉強にもなった。お世話になりました皆様ありがとうございました。来年もよろしくおねがいしま〜す。