テルミーの練習

なかなかよい道具であるねぇと関心を示していたイトオテルミー。数年前からテルミーを習いたいと思っていたのに、習いに行こうと思っていた所の人はお歳で止められたとかで、何故かテルミーを始めることが出来ずにいた。そんな折、家から20分程度の所で施術をしておられる人=K塚先生の紹介を受け、行ってみる事になった。去年の11月の出来事。かなり人見知りが激しい?私であるけれど、伺ってみたところ元東京で企業戦士をされていたという先生はとても楽しい方で、ありがたい出逢いとなった。

機器を購入後、足腰が痛いという人があったので実験台になってもらって何度か施術をしてみたものの、何となく良くなった?ので、またここ数週間テルミーを持つことなく過ごしていた。そんな折、K塚先生から連絡が入って、2度目の練習をして頂けることになった。

早速伺うと、先回同様コーヒーを淹れて下さって、暫く漫画の話などしながら二人で大笑い。とても勉強熱心な先生のようにお見受けするが、堅物な感じはなく、漫画の世界から教養まで?幅広く面白い先生。子供さんからは「例えるならウニ」と言われた事もおありだそうだけれど、そんなトゲトゲしさはない。

ついつい色んな事を考え過ぎて一杯一杯になってしまう私であるけれど、話の途中で、「そのままでええんよ。いろいろおってええんだから」とさりげなく普通に言われる。その言葉が妙に私に沁みるのは、この先生の人徳といおうか幅広い経験によるものなのだろうなと思う。

転んで大けがをした私の顔面の傷に施術をして下さった。皮膚科の先生と怪我をしてきた中学生坊主のような感じ(苦笑)。怪我のある場合は患部の周囲から施術をしていくのがよいらしい。お顔全体にも施術して下さった。テルミーをかけた後の顔は皮下の1cm位までがやんわり温まっているように感じられる。これは美顔効果ありに違いない。

練習中も、右手にテルミーの冷温器(名称ララ)を持って自分の左手にテルミーをかけていったら、施術後は左手のしわが右手より浅くなっている。そしてかけた方の手は帰宅後も指先まで温かさが残っていた。

熱というのは高い方から低い方へ伝わって行くので、表面にかけた熱も、細胞間で化学的変化を伴いながら細胞から細胞へと伝わって行くのだそう。その熱は4時間も保たれるのだとか。化け学は苦手だけれど、先生がジェスチャーを交えて細胞間の伝わりを表現されているのをみていたら、より熱の伝わりをイメージできてとても面白かった。

先生の腕も実験台となってしまいまして、あっちっちーはご免下さい&ありがとうございました。

この道具はなかなか面白いものですよと言われる先生。私もその面白さや人体の不思議さなど、これから気長にボチボチ学んでいけたらと思っています。これからも先生宜しくお願いします。