深山鍬形

家に帰るとミヤマクワガタが虫かごに入っていた。美祢の弁天池に水汲みに行ったときにいたそうである。お昼休みには早速虫かごや餌も買ってきたとか。平べったい黒いクワガタは見たことがあるし捕まえたこともあるけれど、茶色のへんてこりんな形のミヤマクワガタなんぞ、私は名前も知らず。深山と名前が付く位なので里山というより高地にいるクワガタであるもよう。
小学生の頃偶々みつけたクワガタ(メスだったからあまりかっこよくはなかったけど)をクラスメートの男の子にあげたらすごく喜んでいたのを思い出す。
すごく喜んでいて小学生か?って思ったけれど、カブトムシやクワガタを見つけて捕まえるときは、私も静かに興奮したことを思い出した。小学生の頃はワガタがいるような環境があって、五感を使った感動があった。今はすっかりそんなことも忘れてしまい、思い出すきっかけさえもなくなってしまったなと少し自分を振り返る気分になった。
昆虫や動植物は面白さや不思議さに溢れている。多様な命と共にいることは学べることも多いし、間違いなく豊かである。多様な命に触れる機会があって、命への理解を子供も大人も思考以外の感覚で、死ぬまで感じておれるといいなと思う。
晩御飯の中にクワガタの餌用に買ってきたというメロンがはいっておりました。人間さんが先に美味しい部分を食べました。たっぷり食べさせていただきました。ご馳走さまでした(笑)