ジャズ喫茶Village

昨日は仕事が早く終わったので退社後相方さんとスコットハミルトンカルテッドのチケットを受け取りに萩のジャズ喫茶Villageに行った。ジャズの好きな相方さんが新聞記事で知って、ジャズをそんなに知らない私も行くことになった。スコットハミルトンは世界的に有名なジャズ奏者らしい。ヴィレッジに行くと夕方の時間帯でお客さんも殆どおられなかったのでマスターとお話しをさせてもらった。以前T先生と一度来た事があること。その時あっこちゃん(矢野顕子)の生写真が貼ってあってびっくりしたこと、etc.。ここのマスターはジャズの有名人を萩にずっと呼んでこられているらしいけれど、今年で36年目になるらしい。スコットハミルトンは世界的なジャズ奏者(テナーサックス)らしいけれど、そんな大御所の方たちをどうして呼べるのかが不思議で、経緯などを聴いた。若い頃ジャズのプロモーターの方(コーディネーター?現在85歳でその筋の大御所)と知り合いになり、その縁で萩の田舎の店に呼べるようになったとか。若い頃の話も聴いた。高校生の時コルトレーンジャイアント・フットを聴いて、ジャズに嵌っていくようになられたらしい。東京で写真学校に通った後、ニューヨークに勉強に行き、そこで写真の仕事を貰い、皿洗いなどのバイト(不法労働)もしながら3か月位滞在。住んだ場所はスラム街よりも汚くて中に侵入してこられないように窓には釘で板を打ち付けていたとか。アパートを借りる時も契約書など色々苦労したことなどを話して下さった。ニューヨーク滞在中は、多い時は梯子して一日に3本位ジャズの演奏を聴いていたとか。マスターは去年還暦(にはとても見えない。10歳位は若く見える)を迎えられたそうだから、もうずいぶん前のこと。今の様にインターネットの普及していない時代。勝手に想像を膨らませながらきいた話は面白かった。
軽く検索をかけてみたら、スコット・ハミルトン(ts)の他は、キヨシ・モリタ(p)、ブルース・ハマダ(b,vo)、アキラ・タナ(dr)とある。ピアノの以外の人は海外からの遠征。アキラ・タナという方はカリフォルニア生まれの日系2世でハーバード大学ニューイングランド音楽院を卒業。1979年よりニューヨークで活動しておられるそう。ヴィレッジのマスターがこのドラムの人もいいよと勧められていたけれど、ユーチューブでみる限り、すごくイイ。顔がまたイイ。
記憶力は恐ろしく悪い私だし、難しいウンチクは解らないけれど、私なりに楽しんでこれたらいいなと思っている。

SCOTT HAMILTON QUARTET a swingin'night at village  10/20 fri./2017/19:00&21:00/8,000yen


ヴィレッジの帰りに珍しく外食をして帰った。車から降りると、柔らかい優しい香りに包まれた。山の緑に加えてほのかに花のような香り。多分金木犀が遠くから香ってきているのだろうと思う。夜空を見上げながら、あー本当に美祢は田舎だなぁ〜と思う。でも田舎もいい。都会に行かなくても都会から田舎に向かってやってくるものもあるし、面白いところもそこそこにはある。

先週はハウステンボスに行って、ウクライナ出身のボーカル3人組トリオ・マキシマムの素晴らしいハーモニーにワォ〜とか歓声をあげ、やっぱり人間の声ほど素晴らしいものはない、楽器の持ち運びもせずにすぐにどこででも音楽できるし、人間の声がやっぱ最高〜!とか言いながら、、、今週末はFacebookでかなり勧められていた記事をみたのでこりゃ行ってみねばならぬと思いチェコフィルハーモニー管弦楽団の演奏会を周南市民館へ聴きに行く。ちょっと慌ただしい感じもあるし、ホント節操がないけれど、この秋は音楽三昧です。