変わったピアノリサイタル

変わったピアノリサイタルを聴いた。「山根浩志ピアノ遊び Vol.3」。ピアノの演奏と劇の両方ともが演出されているリサイタル?ドビュッシーの曲がメインで基本的に山根浩志先生のリサイタルだけれど共演の伊藤憲孝先生共々劇中でピアノを弾くと同時に役者になって演じてもおられた。礼よしむらさんという方もピアノの側でストーリーを演じながら踊られていた。山根先生自身の演奏による録音が会場のスピーカーから流れ、その録音演奏にかぶせるように自身の演奏を重ねていかれたり…。まぁそういった演出って例はあるのだろうけど、初めて聴いたし、山根先生の音のかぶせ具合も絶妙だったし素敵だった。

今回の演奏会で一番面白かったのが、山根先生と伊藤先生の連弾。それほど多くのピアノの演奏を今まで聴いてきている訳でもない私だし、連弾ってほぼ聴いたことなかったけれど、今回の連弾はとても面白かった。気の合う人同士の連弾っていうのはとても楽しくて、とても良いものだなと思った。

今年はドビュッシーイヤー(没後100年)なんだそう。そうとも知らず、2週間前に「月の光」の(子供でも弾けるように簡単に編曲されたもの)楽譜を買った。劇の中で最初にスピーカーから流れた曲が「月の光」で、最後に(即興のアンコールを除く)山根先生弾かれた曲がトロイメライ。私が50の手習いで初めて弾けるようになったのが「トロイメライ」で、今浮気心で?練習している曲が「月の光」だったので、一人勝手に面白く思った。

今回は演者の方々、周りを固める人たち(受付にモチェオ久美さんがおられ、この日はいつもより増してすごく可愛かった)を拝見するに、ほんとにまぁ〜才能ある美男美女ばかりで、これはもう漫画の世界だなーと思った私でありました。


以下は一人ぶつぶつひとり言。
何を言われても大丈夫〜になれないものは、それが自分のものじゃないからなんだろうな。本当に好きなものだったら、好きなことだったら、他人が何と言おうと続けて行ける。私のピアノは、、、ちょっと最近ブレてる感じ。粛々と(←この言葉は伊藤先生を検索した時出てきた言葉。)やってまいりましょう。