鳥たちのこと

今年も、4月1日に、無事にツバメが来てくれた。私の車のすぐ側をかすめ飛んでくれたので、きっと我が家で巣立ったツバメだったのだろうと思う。車庫に車を入れて早速空を見上げ、一羽だけかな?と思ったら二羽いて嬉しかった、というか、ホッとした。

今年は、放射能汚染の事がずっと頭にあったので、ツバメが今年も来てくれた事がすごく嬉しかったけれど、同時になんとも言い難い気分も寄せてきて、空を見上げていたらオカシナ涙もでてきた。

今日、いつもありがたい記事を載せて下さっている「小出裕章さんのお話を聴く会 スタッフブログ」を覗いたら、鳥や昆虫たちの事に関しての記事があった。

(一部抜粋で転載)
東京電力福島第一原発事故で、原発から40キロ離れた計画的避難区域内に生息するコオロギから1キロ・グラム(約500匹)あたり4000ベクレル以上の放射性セシウムが検出されたことが、東京農工大の普後一(ふごはじめ)副学長(昆虫生理学)の調査でわかった。・・・(中略)・・・東京電力福島第1原発事故で一部が警戒区域に指定された福島県川内村のミミズから、1キログラム当たり約2万ベクレルの放射性セシウムが検出されていたことが6日、分かった。

鳥類は生態系の頂点に位置することから、生態系をはかる指標となっています。その鳥が、これだけ汚染されたえさを食べれば異常が出ないはずはありません。1キログラム当たり100ベクレル以上のものは世界的には放射性廃棄物です。日本では暫定基準値として、3月までは、人間も放射性廃棄物を食べていいということになっていました。鳥は知らずに虫などを食べ続けています。・・・(転載おわり)

放射能汚染やその被害に関しては、私達に解るかたちで出てくるのはまだまだきっとこれから。


防府市は市議会で瓦礫受け入れを可決したというけれど、利権がらみの業者を儲けさせるためにそんなことをするのなら、今後、ますます被害や分断をもたらしていくでしょうし、まともに防府市が活性していく事はないと思います。放射性物質を処分する場所の近くに住みたいと思う人があるでしょうか?瓦礫を受け入れて、市民がよくなるビジョンを思い描けるでしょうか?被災地では、瓦礫を拡散して被害を広げるような事はしないでほしいと願っている人も多くあります。