俊輔出なかったけど

俊輔でなかったけれど、久々に楽しかった、日本代表VSチリ代表戦!!
得点差(4−0)というよりも、内容がとにかく楽しかった。
そこは、きっちり決めろよーー!とテレビの前、酷い口調でブーイングを飛ばすヤクザな人も若干一名(私か?)見受けたけれど、それでもやっぱり内容は面白かった。
怪我や体調不良で出場できない選手が相次いだことが、色んな選手を試すことになり、その岡田監督の采配が、私をいつもより更に楽しめるサッカーにしてくれた。
岡ちゃん(監督)ありがとう〜〜!

印象的だったのは、岡田監督の山田直輝選手を送り出すときの表情。なんだかすごくワクワク嬉しそうで、同時にヒヨコのような子供を送り出す親心みたいなものも感じられて、試合中にあんな心の表情をした監督をみたのは初めてのような気がする。試合の途中でアップになった不安と期待が混ざった人間らしい監督の表情がなんとも言えなかった。

最初にチームのフォーメーションの説明を多分しているはずだけれど、その部分を見なかったので、山田直選手は試合中ずっとフォワードと思って見ていたら、昨日はワントップ(たぶん)でポジションは俊輔と一緒のMFだった(苦笑)。

U17やU20などの日本代表試合は見ないし、ここの所リーグ戦の方もすっかりご無沙汰しているので、山田直輝という選手の事は知らなかった。試合後、早速ネットで調べてみたら、昨年浦和レッズユース時代にJ1に一試合出場していて、今期J1浦和レッズですでに10試合出場しているらしい。まだ18歳で、166cm、64kg。俊輔とポジションもだけれど、干支、星座、血液型も一緒(たぶん)。尊敬する選手はロナウジーニョでもベッカムでもメッシでもなくマケレレなんだとか。(ん〜〜なるほど。ちなみに今検索したところによると、ジダンが「このチームは彼(マケレレ)がいないと成り立たない」と言ったそ〜な。そしてレアルをマケレレが去って、事実守備は崩壊したそ〜な)

久々にワクワクする選手が登場してきて、代表試合が一段と面白くなってきた。10代の選手と30代の選手が同じピッチにいるという、そのバランス、このワクワク感。
年齢層の幅からくるものは、アイマール君(何故か可愛いからクン付け・笑)が若くしてアルゼンチン代表で出場した時の気分を思い出させる。でも、アイマールより勿論断然山田直輝の方が可愛い、上手い、頼もしい!

しかし、このワクワク感は、俊輔に匹敵するくらいのものがある。俊輔と同じポジションではあるけれど、こんな子が出てくるのは嬉しい次第。できれば代表試合ではFWをしてもらいたいものである(無理か・笑)。
俊輔は「見たことあるよ。浦和で一番いいよ。すごい。体は小さいけれど、運動量が多いので目につく。ボールへの執着心が相当あるし、18歳に見えない。(共同)」とコメントしているらしい。

この子は、たぶん修輔の次を担うMF。時々、俊輔が後5年(本当は10年位まだプレーしてもらいたいけれど)位プレーして現役を去ってしまったら、サッカーの楽しみ半減しそうで、他に好きな選手は、遠藤とか憲剛とか居るけれど、年は俊輔と似たり寄ったりだし、サッカー熱がキープできるか心配していたところもあるけれど、次へと繋いでくれる人物が私の中に現われて、密かに満足!願わくば、もしめでたく私がお婆ちゃんのお年頃になることができた時も、サッカーが私に楽しい人生をもたらしてくれますように。

私が見てきた十数年のサッカー日本代表の試合には、思えば色んな選手が入ったり出たりしている。この子いいなって思う選手が、クラブチームにはなんとか所属しながらも日本代表には呼ばれなくなった選手なんていうのは多々ある。そう思うと、選手が高いモチベーションをずっと持ち続けることが如何に難しいことであるかが解る。

モチベーションを維持し続ける為に必要なものってなんだろう?どうしたらモチベーションをずっと高く持ち続けることができるのだろう?腐ることなく、上を目指す心。ずっと自己の内の何かを感じつづけられること。

資質、環境、努力、運、チームメイト、代表での戦友、監督、巡り合わせ、色んな事があろうけど、逆境にあっても、生え抜いて、みんなを楽しませてくれる選手っていいね。

繰り返し、くどいけど、サッカーが、これからも私を楽しませてくれますようにっ!(祈)