未来授業

ここのところ行こうとすると少々気の重くなることもある場所に向かう途中、FMラジオからあの独特の語りの姜尚中氏の声が聴こえてきた。なにやら面白そうな番組だなと思って耳を傾けていたら、そのうちに私好みの声と話題になった。声の主は福岡伸一という人。生物学者であるよし。

動的平衡」という生命の捉え方。リアルを踏まえた声の調子や番組中での質問者とのやりとりを聴いていたら、一瞬微かになんだかとてもこの生命が素敵に感じられた。

ここのところ、理系の人達の考え方や物の捉え方に魅かれる。下手な妄想や執着に捕らわれがちだった私には理系の人達の考え方や捉え方がとても新鮮に映る。

岡田元監督は、福岡伸一氏の本を読んで、サッカーに動的平衡を用いようとされたらしい。けれど、動的平衡を用いたサッカーを目指すと、最終的には監督するものは要らないということになるらしい(爆)。有機的、補完的、流動的視点でみれば監督は不要(笑)。

体や細胞といった物質(生命)を通して、具体的に知るということは、イイ!。もっと気持ちよく日々を過ごすためには、具体的が必要、必須。みんな、生命として、生命を感じて、生命で、生きていけるといいな。

このラジオ番組「FM Festival 2011 未来授業」聴けて非常によかった。
http://www.tfm.co.jp/fes/index.html