椿の挿し木

今日は絵画教室に通っていた頃クラスメイトだったRさん(Mさんの奥さん)の命日。絵画教室に通っていたころは、いつもセットだねと先生に言われるくらいRさんの隣に常に座っていた。一緒に学んでいた頃が懐かしい。
Mさんから、奥さんは亡くなられる前に一筋の涙を流されたと聞いた。亡くなる前の意識は朦朧としたものではなくて、涙を流されるほどにおありだったのだと、最近になって思う。この世への思い。残していく人達への思い。
一昨日お会いした息子さんからお母さん(Rさん)のことを聞いた。お育ちのことや散骨のこと。お隣の家の奥さんが出てきて来られていたので隣家の方からもお話しを聞いた。勉強家でお裁縫、編み物、お料理、茶道、書道、語学、何でもできる人で、同時に弱きものや小さきものへの細やかな愛情がある人だった。
一緒に過ごせた時間は本当にありがたい時間だった。

今日は伺わせてもらった時に頂いてきた椿の枝をカットして挿し木にした。ネット検索すると条件にも因るのだろうけれど花が咲くまで5年位かかるそう。姿がよくてものすごく可愛い椿。根付きますように。