「原発をとめた裁判長」@KDDI維新ホール 主催ハミングバード

映画「原発をとめた裁判長」@KDDI維新ホール、主催は#ハミングバード
 日々流れる情報は、戦争、生成AI、為替、コロナ・・・ 原発の事なんて、気にも留めない人が殆どだろうと思うけど、頭に入れておきたい事(頭に入れて貰いたい事)はある。樋口元裁判長のお話から、とりあえず二つ位は覚えておきたい(知っていて貰いたい)。

 ・ 地震の際、硬い岩盤の中の揺れは小さくない。

   地震というのは、マグニチュード、震度、そしてガルという振動の激しさで測ることができる。3.11の時のガルは2933。一般的に原発の設計は700ガル程度の設計。硬い岩盤の中は、揺れが小さいと思ってしまうが、決して揺れは小さくない。

 ・ 配電、配管は地震にはけっこう脆弱。

  いくら高度な科学技術を用いたとしても、予測のつかない地震が起きてしまえば、配電、配管などはとても脆弱。原発はずっとずっとず~~っと電気を使って冷却水を冷やし続けなければいけない。電気製品も車も火力発電も、電気等のエネルギー供給をとめれば止まる。人の手で止めることができる。けれど、原子力発電は(分裂し続ける訳だから)止めることができない。電気の供給がストップすれば、被害は甚大。知っての通り、ご想像の通り。


そのほか、メモ書き

 ・樋口裁判長は「あたり前」で判決をした。高度な科学技術論争 ではなく   
   『動かしがたい事実』の重視。

 ・人格権が最高の価値

 ・国富とは、国民が根をおろして生活していること

 ・CO2削減は、温暖化防止のため。原発は熱エネルギーの2/3を海中に放出。   
  7度 温度を上げたものを 毎秒 70トン 海中に放出しつづけている。

 ・2号機と4号機はあってはならない事があって、奇跡的に最悪を免れた。  
 (施工不備が結果的に功を奏した所があるらしい)

 ・電気事業連合会との癒着 

 ・東電 収入5兆円 のうち 利益が 2,500憶円。福島での被害は25兆円とも80兆円とも言われていて、25兆円 としても一旦事故を起こせば100年分の利益がパー。

 ・原発を是とする人、本当の安全をめざしてはいない。文系は理系的に考えない。  
  (都合の悪い事は考えなくていい。)

 ・六ケ所村の核燃料再処理工場 16兆円 を投入して実現せず。

 ・海岸沿いの54基の原発は 自国に向けられた核兵器

 ・核と人類は共存できない。←最終的に私的にはやっぱり、ここかな。 


あと、私的にとても興味深かったのが、原発爆発後、二本松ではホウレンソウは勿論放射性物質が検出され20トン?も廃棄となったそうだけど、玉ねぎからは、その形状もあいまって?放射性物質が検出されなかったという件。土中では放射性物質が計測されるのに、玉ねぎを測ると検出されなかった(されない)らしい。玉ねぎの根は、選択的に放射性物質を吸っていない?とか。吃驚!!

それから、#河合弘之弁護士  ( 脱原発弁護団全国連絡会共同代表|映画監督|本作プロデューサー)本当にタフ。”逆襲の河合弘之”と呼ばれているそう。めげる事も多いだろうけど、これからもタフに多様に対応していって下さると、とても心強い。

AI は、原発に何と答えるのかなぁ、、。今後答えていくのかなぁ。。 ( ソンナコトヲ カンガエテモ アナタニ コジンテキナ メリット ハ アリマセン ヨ!?)
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