上関原発予定地(田ノ浦)で起こっていること(転載記事)

上関原発予定地(田ノ浦海岸)で起こっていたことを書かれたものの転載です。読んでみて下さい。http://yuiwa.com/


工事3日目 救急車

私達は、ただ座り込みをし、歌い、平和的に解決して頂きたいとしていましたが、作業が終わる頃の時間に、強行的にすごい勢いできました。

祝島のお母さんの胸やお腹の上に、大男、数名が足の膝を使い、押さえ込み、さらにその上からも作業員は乗り、周りで泣きながら、『お願いやからもうやめて!! 死んでしまうから!!』と叫んでいるのに、警察もなかなか止めず、お母さんは意識不明になりました。その直後、中電、警備員、作業員、警察までもがそそくさと浜を後にし、浜には反対派の人間だけになりました。しかし、けが人が出ているとわかっているのに、すぐ近くにいる海上には、中電の船は帰らず、作業をしていました。(けが人が出たらすべての作業を中止するべきです。)祝島の診療所の先生が船で飛んでこられ、診察したら、意識レベルが1桁だから、緊急搬送との事でした。そこからは、救急車よりも船で行った方が早いという事になり、船に乗せたいから、浜まで来れる海上保安庁船に協力してくれと頼みましたが、すぐそこにいるのに、10分ぐらい動きませんでした。
病院も、なぜか、受け入れを拒み、結局始めにお願いしたところへ行かされましたが、非常に協力的には見えないそうです。山口県の医師会は原発に推進しています。
今日ほど、中立であるはずの、安全を守る為にいるはずの警察や海上保安庁が、まったく偏っている事がハッキリしました。若い男性も、内臓破裂の可能性で救急車で運ばれました。この国は狂ってます。私も怪我をしましたが、(たくさんの作業員に囲まれ、上から乗られもみくちゃです。)打ち身や切り傷、擦り傷です。体が痛いのは我慢できますが、心が痛いのは苦しすぎます。目の前の光景が焼き付き、一生忘れる事がないでしょう。みんな、平和的な心で話していた仲間達は、お互いの顔が悲しみと悔しさと、憎しみを覚えました。男の方達もみんなが涙を流しました。

原発を作る人間、管理していく人間は、そんな方達です。
現場代表者の大久保さんは『死人が出たらどうするん?放射能がもれたらどうするん?』と聞いたら、『それは、仕方がない。忠告しているのに、のかないあなた達が悪い。放射能が漏れても、私には関係ない。』と、言いました。いかに放射能が怖いのもかまったく知らない発言であり、命の大切さを理解できていないようです。(はかにも、ホントにビックリする発言や行動がたくさんあります。)

この国は、狂っています。
今、止める事を必死でやらないと、必ず後悔すると思います。
止める前例、事実を作っていかないと、この島国日本は、世界のゴミ捨て場になります。
みなさん、できる事を必死で考えてみてください。
皆さんの行動が明日の工事を決めます。
現地へ来られる方、電話やFAX、ネットや、知り合いへのメール・・・

方法は、なんでもいいです。よろしくお願い致します。

あと、海を愛する、釣りやクルーザーやジェットスキーやサーフィン、ダイビング・・・
そういった方へ、伝えてください。
よろしくお願い致します。
報道(報道はほとんどありません。中電はすべてのメディアのスポンサーです。)

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜転載ここまで

(追記)
老紳士よりたまたま名刺を頂き、さっきホームページを辿ってみたら、

http://sawamurahiroyuki.blog73.fc2.com/blog-entry-77.html

現場のことを知らなさすぎた。。。


つづき→http://d.hatena.ne.jp/nocochan/20110226