忘れないように

忘れないように以下コピペ 小出裕章さんのコメント

〜書きおこし〜
福島の事故が起きてしまって2年以上経ちました。
いま、日本の政府は福島の事を忘れさせてしまおうという作戦に出ているんだな。と、私は思います。

マスコミも含めて、福島の事を報道すらしなくなるという事になってきてしまって
多くの人は何か福島の事は、
「収束したんではないか?」
「もう大丈夫なんではないか?」と、思ってしまっているように見えるんですが、
残念ながら福島の事故は収束していません。

未だに溶け落ちた原子炉の中身が、どこにあるのかも判らないまま
ただひたすら水をかけるという事しか出来ない事で、2年間追われてきました。
そうした結果、今度は汚染水というのが溢れる。
その始末も出来ないまま、多分遠くない将来汚染した水を海に流すという処に追いつめられると思います。

崩れ落ちかけている4号機の使用済み燃料プールの中の、使用済み燃料をどうやったら取り出せるか?
いつになったら終わるのか?
それもわかんない……。

ひたすら、放射能相手に苦闘が続いていますが、その苦闘になっているのが
下請け、孫請けと呼ばれる労働者達で……下請け、孫請けどころではない。
9次10次というような、そういう下請け、孫請け構造と言うのでしょうか?
そういうところの労働者達が今かり出されて、被ばく作業にあたっているのです。

遠からず、そういう労働者の数も尽きてしまって…一体誰が、この作業を引き受けるのか?
ほんと困った状態が来ると思います。

それなのに、この事故を引き起こした最大の責任があると、私は思う、

自民党政権とゆうものが一切の責任もとらないまま、

『これからも、原子力だ!』と、
『止まっている原発は、再稼働!』
『新たな原発も、造る!』
そして、
『世界一優秀な原発を輸出する!』

ような事を言っているのですね。

私から観ると本当に呆れた話だと思うし、困った人達が未だに、この国を牛耳っているのだなと感じます。

でも、危機はずっと続いていますし、
福島の汚染地から故郷を追われた住民たちも未だに、
生活の復興が出来ないまま、苦難も流浪化していますし、
その外側では、汚染地帯に棄てられてしまった人達の苦難も続いているわけで……。

『みなさん、福島を忘れないでいて下さい。』と、是非ともお願いしたいと思います。

以上