マイミクさんの日記より

久しぶりに読んだマイミクさんの日記。秋田美人の彼女は音楽家だけれど、私は彼女の文筆がホントに好きで、いつも、この人の書くものはいいねぇ〜と思う。

好きな人の文章には、何か何処か、連れて行ってくれるものがある。彼女の場合、とても優しく無理せずに連れて行ってくれる。

アジアの辺境の地に一人で行くような人で、視野が広い。そして労わりの心があって、そして何より感性が面白くて、読むとフレッシュな気分になる。行動している人だからだろうか。

彼女の最新の日記の冒頭に『自分の目で現実を見ることを棄てて、集団で幻想を見ること。 それがファシズムの根本 』という記述あって、目がとまった。

上記の言葉は、関西で上映の始まったベルナルド・ベルトルッチ監督の「暗殺の森」について藤原監督が書かれたものであるよし。ベルトルッチ監督は「ラストエンペラー」を撮った監督。彼女同様私も「ラストエンペラー」はかなり好きな映画だったな。

藤原監督曰く「暗殺の森」の状況と今の日本の状況がよく似ているという。

その時々を背景に、どこか相似形のようになって起こる歴史。社会の縮図のようにして起こる局地での現実。噴出してくるもの。

エジプト、ニュージーランド、上関、、、。

私は、つくづく幻想、妄想が多くて大きい。だから、すぐに心が迷子になる。困って動けなくなる。なぜ迷子になるか。現実を知らないから。腹を据えて見ようとしないから。道を知らないから。

最後に、マイミクさんの日記の言葉を添付しておこう。

「幻想に逃げ込まず、頭をクリアにして現実を見いこう。
そうでないとファシズムなんてものは、簡単につけ込んでこれるのかもしれない。」