興福寺国宝展

県立美術館で「興福寺国宝展」が始まった。
今まで、初日に行った展覧会は、1度か2度位のような。。。
無著菩薩立像、世親菩薩立像は、何年前だったか忘れたけれど、福岡で美術館のハシゴをしたときに、博物館でお目にかかったのでこれでお会いするのは二度目。教科書でみたときは写真なので当然一平面だし、サイズもわからなかったけれど、初めて実物をみた時は、とても大きな仏像で、量感がすごい!と思った。ぐるっと後ろに回ると、広くて厚い背中。思わず、ホッと心を委ねたい気分になったような。。。(*^.^*)

お絵かき教室に通っていたとき、蓮弁に文様を描くという作業をしたことがあり、曜日ごとにどの時代の文様を描くか振り分けがされたのだが、私のいた土曜日クラスは鎌倉・室町時代のものをすることになった。鎌倉時代かぁ、、、天平がいいよぉと先生に文句を言ったら、叱られた。今は、鎌倉も良かったなって思う。

思えば、鎌倉時代は一番天平時代を引き継いでいる。鎌倉時代は、天平時代ほどの優美さはないけれど、リアルな力強さを感じる。写実的というものは、人が物事を、現実を、しっかりと観ることによって現されてくる。今の私に欠けていて、欲しているもの。だからより美味しく感じるのでしょう。

人も少なめだったので、ゆっくり、じっくり見ることができた。
気が向いたら、もう一度見に行こう。