ピコピコうあうあライブ

昨日は、宣伝文句に目が留まったのと、UAという人を見てみたいこともあって、山口情報芸術センターであったライブを見にいった。
会場に入ると、若者が一杯。集団でみる若者達は、ちょっとひいてしまう感じ。

会場の天井のスクリーンに映し出された映像を見ながら、山一面に舞う蛍のことを思い出していた。辺り一帯の蛍は何故か全体と呼応しあっていた。個で光っているのに、辺り一帯が呼応して光る。蛍は全体と一緒に息づいていた。

ライブ会場も、途中から隅っこで体育座りでみていたら、全体(若者達)が一つの意識の中にいるような不思議な状態だった。途中、個々がちょっとざわついたりばらつきがあったりするけれど、時々面白いように全体が静まって、統一的意識を持って呼応する?感じ?だった。

しかぁ〜し、全体的な感想としては、我侭者の私は溶け込めませんでした(苦笑)
前日聞いた低く垂れ込めた雲間に響き渡る「雷」の方が、超ワイドスピーカー、超立体音響、って感じでよかった(笑) まあ、比べるものでもありませんが、、、。
10年前だったら楽しめていたかもしれないけれど、作為に身を任せられない我侭頑固ジジイ状態の自分を実感。順応性もとても悪し。。。年を感じる、、、(~_~;)
人間は記憶によって味わい、記憶によって聴いている所が大きいのだろうなということも実感する。

電気信号の組み合わせには、かなりの労力が掛かっているのだろうけれど、そんなことは、まるで解らず。会場の周りにかなりの数のスピーカー(30個?)が設置されていたようだけれど、空間の音響のバランスって、難しそう。音を出す位置、数、音量、方向など、制限をかけるから、創るから、こその面白さというのはあるのだけれど、、。聞いている位置があまり良くなかったかも?あまり面白さを感知できませんでした。

空間(体育館位の広さの暗い空間)の中を歩いている人がいたけれど、1日目にギタリストの方が空間内を動いたら面白い云々言われていたそうで、連日で来られていた人が多分歩かれていたのであろうと思う。私も歩いてみれば、その音響の面白さを体感できたかも?

そんなことを思うと、この実験的ライブは、これから、また発展していきそうな気もちょっとした。

しかし、昨日のライブは、オーディエンスよりも、プレーヤー(クリエイトした方々)自身が一番面白かったのではないかと思ふ。たぶん、クリエイトした方の方々は、相〜〜当〜〜大変な努力だったことでしょう。

昨日のライブはお誘いした方もあったのだけれど、皆様キャンセル。でもキャンセルでよかったかも?なんて思っていたら、mixiで検索してみると、なんと、広島、福岡、京都、東京(すごぉ〜)からも来ていた人があったみたいで、建物(山口情報芸術センター)共々満足されていた様子。
ふ〜〜む、そうなんだぁ、、、。人それぞれでございます。


今回も帰り道、情報芸術センターの巨大な建物を見遣りながら、維持費どれくらいだろう? 利用者は市民の何パーセント? 台風で壊れた時の費用は何処(発注側?施工側?)がもったのだろう?とかそんなことばかり考えていた。山口市民の我なれど、大内文化漂う辺りは別として、な〜んだか、相変わらず山口が好きでない。はっきり言って、原発寄りの市長も嫌い(笑)などと思いながら家路についた。

相変わらず、文句の多い我。。。(~_~;) 救いがたいね。。。トホホ