暴走族

 先日のコンサート会場の駐車場でのこと。その日は、ややテンションが高めだったからというのもあるけれど、相変わらずとも言えるいつもの荒い運転でブィーンブィーーンと乱暴に縦列駐車で車を止めた。
 車を降りると、車の整理に出ておられたM氏開口一番「暴走族みたいやな〜」(ーー)。ちょっと眉をひそめて「え゛〜〜」と私。暴走族と言われた事を否定しようという気持ちも少しはあったのだけれど、それよりもなによりも、母と同じような事を同じ調子でM氏が言ったことに対して驚いた。「それが本当のノコチャンよ」。思わずグッと口を噤んでしまう。人間ズバリの事をズバリと言われると声が出なくなるもので、次に出た私の行動は、空中空手チョップ、バシッ!。正直なM氏に感謝しながら、コンサート会場への坂道を上がった。
 車の運転もだけれど、私という人の運転も、無理やりアクセルとブレーキを同時に踏むような運転。コントロールできずに、無駄なエネルギーを使い、環境にも身体にも良くない走り方をしては、後で呼吸困難。
 そんな「コントロールができない、、、」と嘆く我に、友がメールをくれた。「いっそ、ノコチャンのスピードで突っ走ればいいかもよ?無理にゆっくり走るから調子が出ないし、ストレス溜まるのかも〜?」。思わず暴走している自分を想像したら、面白くて、ウケタ。
 年明けに、ゆっくりゆっくりなんて書いたけれど、ブィーンブィーーンのスピードは嫌いではない。折角この世にいるので、色々なのを味わった方が勝ちですね(って別に勝ち負けの問題ではありませんが(^^ゞ)