もう声が聴けない

今日もあの人の事を想い出す。
あの日以来、毎日あの人のことを想い出す。

何か少しでも手掛かりを知りたいのに、何も知らされてこないのは、それでいいから?

大好きなその声を、いつまでもその声を、聴いて居たかった。

私の知らない声を海が聴き届け、私の知っている声はもう新しく聴こえてこない。