年始だって働いてます

お正月は1日は相方さんは仕事で、2日は私も仕事。お正月から働いている人はそれなりにおります。12月31日から一日経ってお正月を迎えたとも言えるけれど31日から一日一日がまた過ぎて行っている只それだけの事とも言える。

1日は毎年そうしてくれるように相方さんが梅入りのお茶を朝一番に入れてくれ、それを飲み、そして朝食は勿論お雑煮。相方さんの出勤に併せて一緒に氏神様にお参りし、家族&皆の健康を祈願し、帰りにウリボウ付きの干支の置物を買ってもらった。お節は勿論スーパーのお総菜コーナーからのもので、作ってくださった防府の彩々館の作り手のおばちゃま方に何気に感謝する。今年は結局作ったのはお煮しめだけ。ま、そんなもの。

2日は出勤。常連さんが3人挨拶に来て下さいました。お一方は特別養護老人ホームに勤務されている60歳前後?の看護婦さん。とても素敵な方で、逢うと元気になれるお客様。今日はお仕事ですか?と尋ねると29日から6連勤と言われていた。つまり、年末も年始もずっとお仕事をされているということ。お年寄りというのはよく夜中に具合が悪くなるらしく、24時間勤務みたいなものね、とも言われていた。でもそれに続く言葉が素敵で、「でもこの仕事好きだから」と。素敵すぎる。。。「若い頃は生活の為だけに働いてきたけれど歳をとればとるほどこの仕事が好きになるわ。周りの同業者も皆おなじことを言ってるわ」と。

歳をとる事って、経験も増えるし、感じることや喜びも(勿論悲しみもだけど)多くなるし、対応できることも増えてくるし、素晴らしいことだと私も思う。勿論今でも、辛い事や苦しい事もあるけれど、若い頃よりも経験を重ねてきた分、色々と楽しめる事が増えてきたのは紛れもない事実。歳をとること、歳を重ねること、すてきな事。時には悲しく思うこともあるけど、でも良き事。

今日は出勤時、相方さんの同僚がお節料理の差し入れを下さって、息子さんの勤める料亭が作ったお節料理とのこと。手が込んでいてビックリした。本物のハランを使って飾りも作ってあって、プラスチック製の葉っぱの飾りしか見た事がない私はこれまたビックリ。味漬けは日持ちの事も考えてちょっと醤油鹹かった。我が家はいつも薄味だから、どれも同じ味(濃い醤油味)がすると相方さんは言っていたけれど、これは長門地方の郷土的味付けなんだろうなという気もした。こんな手の込んだ料理は今後作る気配は限りなくゼロの私。ご馳走さまでした。