家族写真

雲さんの所へ行って色んな写真をみせてもらった際、LAで撮られたという家族写真に目が留まった。ご主人、ご主人のご両親、雲さん、雲さんのお母さん、息子さん達、その彼女さん、御主人の弟さん、姪御さんetc.…。アメリカナイズされた家族というより、とても日本的な感じを受けた。雲さんから色んな話を聴いてアメリカらしさも感じつつ、日本の生き方も大切にしておられるのだろうと思う。一ドルが360円の頃から家族でLAに移り住んでおられるだけに、短期で海外に行ったり住んだりした人とは違った“歴史”を感じる。

雲さんから、LAからみた日本についての話も聴いた。LAでは何気ないところに入っているボランティアが、とても素適に思えた。日本の学生も、もっと社会勉強も兼ねてボランティアをしたら単位を与えるようにして行かせるのがいいと思う。机上で学ぶよりも、見えない沢山の事が現場では学べると思うし、肌で心で解ることが転がっていると思う。

沢山お喋りをしていたら、とても遅い時間になっていた。もう光ってはいない時間帯だけれど、雲さんが居たよと呼んで下さった。ゲンジボタルが一匹光っていた。全く逃げないゲンジボタル。至近距離で初めてみたけれど、とても大きかった。すぐ側を流れる川に飛ぶ蛍が今年は元気がなくて、そして少ないと言われていた。

時が移っても変わらないものが、この川辺の風景が、美しいまま残っていきますように。。。