東岐波のグリーンゲイブルズ

ガーデニングで知り合った二人と久しぶりに会った。二人共3人の子供の母でもあるけれど、二人とも味わい深く面白い人でもある。子供もやっぱり面白くて優秀で、子供がいない私も、なかなか知ることができないような話を聴けるのがまた楽しい。今回も色々美味しいものがテーブルに並んで、ランチで散々食べて喋った後は、以前から話題によく上っていた日の山の麓に住む女性にM奈ちゃんが逢わせてくれた。

神道に関しては、今は故意に情報をストップさせているところがあるけれど、古代日本の神々の事を知るのは面白い。今回お逢いさせてもらった方は、現場での符号、偶然の出会い、照らし合わせによる合点も多くお持ちのような方だった。経験に沿ったお話は、自動的に勝手に面白い。はぐらかされることもないし、迷わされることもないのがいい。中国(西安)の皇帝と奈良産出の「丹(硫化水銀、辰砂)」の話はとても興味深く、聴きながら鳥肌が立った。奈良はお伊勢の系統かと思っていたけれど、出雲系もあるらしい。奈良の仏教が伝来した頃(6世紀頃)の歴史は悠久の歴史や経路(空間)を思わせ興味津々。教科書に載るものは、強い勢力側の視点だったりするし、学生の頃は経験も少なくて歴史をリアリティをもって感じることが難しい。受験用の先生の話はつまらないことも多いけど、学校を卒業して、自分で味わい直す歴史は面白い。現地を色々巡って僅かな情報と偶然繋がった時の感慨は格別なもの。そんなお話を身近に聴かせてもらえるのはありがたかった。入れて頂いたチャイもとても美味しかった。

お話は大きなお宅のベランダで聴かせてもらった。広いベランダには緑色の二人乗りのブランコがあって、眼下には自身で作っておられる田んぼがあって、その向こうは海が広く見渡せる。朝日がとても美しいそう。お庭の角に大きなメタセコイアの木が防風林のように植えてあった。メタセコイアの葉は、散るときには一瞬にして散るのだそう。小説の中にでもいるかのような物語でも生まれそうな場所だった。東岐波のグリーンゲイブルズといった感じ?。

帰りに、今年収穫されたばかりの稲穂を下さった。ハゼかけもしておられるようで、触るとフワッと太陽の暖かさを感じ、なんとありがたいことでしょう。お正月の和飾り、ずっと作ってみたかってけれど、材料が入手できず作れないでいた。今年は自作できそう。あなうれし。

来週は、稲穂を九州のお寺?に奉納されに行かれるのだとか。またお話を聴けますように。